現地31日の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)大会6日目、男子シングルス3回戦、男子ダブルス1・2回戦、女子シングルス3回戦、女子ダブ…

現地31日の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)大会6日目、男子シングルス3回戦、男子ダブルス1・2回戦、女子シングルス3回戦、女子ダブルス1・2回戦、混合ダブルス1・2回戦が行われた。

女子シングルス3回戦。第1シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が、今大会ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場の世界140位ココ・ガウフ(アメリカ)と対戦。6-3、6-0で大坂が勝利し、2年連続の同大会ベスト16進出を決めた。

前年優勝者の大坂と、地元アメリカ期待の15歳ガウフという「全米オープン」屈指の対戦カードとなったこの試合。第1セットこそブレーク合戦となったが、大坂は第2セットでプレーレベルが落ちたガウフの隙を見逃さず、女王の貫録で15歳の超新星の挑戦を退けた。

試合後、2人は一緒にオンコートインタビューを受け、ガウフは「今日の試合は本当になおみがすごかった。この試合から学ぶことがたくさんあります。この機会を与えてくださり、本当にありがとうございます」と涙ながらに感謝を述べた。

続いて大坂は「以前から知り合いの私たちが、お互いに努力をしてこの舞台に立てたことが本当に嬉しいです」「私もこの試合で成長することができました」と語った。

女子ダブルス2回戦では、青山修子(日本/近藤乳業)/アレクサンドラ・クルニッチ(セルビア)がダニエル・コリンズ(アメリカ)/エレン・ペレス(オーストラリア)にストレート負けで敗退となった。

男子シングルス3回戦では、同大会4度目の優勝を目指す第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)が予選勝者で世界170位のチョン・ヒョン(韓国)と対戦。ナダルはこの試合、1度もブレークポイントを握られることなく進め6-3、6-4、6-2で勝利し、ベスト16進出を決めた。

第6シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は、世界80位アルヤズ・ベデネ(スロベニア)に6(4)-7、7-6(4)、6-3、7-6(3)で勝利。自身初の「全米オープン」ベスト16入りを果たした。

そのほか、第22シードのマリン・チリッチ(クロアチア)、第13シードのガエル・モンフィス(フランス)、世界43位のアンドレイ・ルブレフ(ロシア)が4回戦へ駒を進めた。

◇   ◇   ◇

【8月31日 主な試合結果】

◆「全米オープン」

女子シングルス3回戦

〇[1]大坂なおみ(日本/日清食品)6-3、6-0 ●[WC]ココ・ガウフ(アメリカ)

〇[26]ユリア・ゲルゲス(ドイツ)6-2、6-3 ●[7]キキ・バーテンズ(オランダ)

〇[13]ベリンダ・ベンチッチ(スイス)W/O ●[21]アネット・コンタベイト(エストニア)

〇[15]ビアンカ・アンドレスク(カナダ)6-4、6-4 ●[19]カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)

女子ダブルス2回戦

〇ダニエル・コリンズ(アメリカ)/エレン・ペレス(オーストラリア)7-6(1)、6-2 ●青山修子(日本/近藤乳業)/アレクサンドラ・クルニッチ(セルビア)

男子シングルス3回戦

〇[2]ラファエル・ナダル(スペイン)6-3、6-4、6-2 ●[Q]チョン・ヒョン(韓国)

〇[6]アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)6(4)-7、7-6(4)、6-3、7-6(3) ●アルヤズ・ベデネ(スロベニア)

〇[22]マリン・チリッチ(クロアチア)7-5、3-6、7-6(6)、6-4 ●[14]ジョン・イズナー(アメリカ)

〇[13]ガエル・モンフィス(フランス)6(5)-7、7-6(4)、6-4、6(6)-7、6-3 ●デニス・シャポバロフ(カナダ)

〇アンドレイ・ルブレフ(ロシア)7-6(5)、7-6(5)、6-3 ●[28]ニック・キリオス(オーストラリア)

男子ダブルス2回戦

〇Luke Bambridge(イギリス)/マクラクラン勉(日本)6-3、6(4)-7、6-3 ●[9]ニコラ・メクティッチ(クロアチア)/フランコ・シュクゴール(クロアチア)

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」での大坂なおみ

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)