「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)大会5日目。第5シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)は、世界61位のフェリシアーノ・ロペス(ス…

「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)大会5日目。第5シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)は、世界61位のフェリシアーノ・ロペス(スペイン)を破り、自身初の4回戦進出を決めた。その一方で、メドベージェフは不適切な行為を重ねたために、観客にすっかり嫌われたようだ。

この試合中、苛立ったメドベージェフは、その怒りを無関係なボールパーソンに向けた。差し出されたタオルを怒りのままに強引に奪い、投げ捨てたのだ。その行為に対して主審がコードバイオレーションを取ると、今度は苛立ちを主審に向け、ラケットを主審の方に向けて大きく放り投げた。

他にも、中指を頭の横で立てる仕草を見せる場面もあった。

こういった理由により、試合中何度も観客からブーイングを浴びたメドベージェフだったが、不適切な行為はこれで終わりではなかった。勝利が決まった瞬間のパフォーマンスで、観客に自身へのブーイングを要求したのだ。

BBCによると、メドベージェフはオンコートインタビューでも「(観客が)勝利へのエネルギーをくれた」と、またしても観客を煽るようなコメントを残した。

現地紙のニューヨークポストは、そんなメドベージェフについて「全米オープンは新しい悪役を得た」と評している。

またBBCによると、メドベージェフはこれらの不適切な行為のため、合計9,000ドル(約95万円)の罰金を科されると報じている。

(テニスデイリー編集部)

※為替レートは2019年9月1日時点

※写真は「全米オープン」でのメドベージェフ

(Photo by Steven Ryan/Getty Images)