写真=Getty Images

「自分たちのプレー、イタリアのプレーをすればいい」

2006年に日本で開催された世界選手権以来となるバスケワールドカップ出場を果たすイタリア代表。1次リーグではセルビア、フィリピン、アンゴラと対戦する。

ベテランのマルコ・ベリネリは、「どの国が相手でも恐れていない」と意気込む。「またワールドカップに出場できるのは素晴らしいこと。僕は2006年の大会に出場した。当時は若いチームだったけれど、いつだってワールドカップは重要な大会だった」

FIBAランキングは13位。ワールドカップ出場国では中堅といったポジションだ。前評判は決して高くないが、ベリネリは気合い十分。「ランキングが高くないのはモチベーションになる。周りの評価なんてどうだっていい。僕はもっとレベルアップしたい。どういう結果になるか、大会をやってみれば分かるさ」と語る。

「今年の夏には、セルビアと2度対戦している。優れた選手、指導者が揃った優勝候補の一つだけど、僕たちはどの国が相手でも恐れていない」

今夜行なわれるグループステージ初戦の相手はフィリピンだ。「毎試合、本気で臨まないといけない。今はフィリピン戦に向けた準備をしている。強い相手だからね。走って、イージーな形で点を取ろうとするチーム。試合開始から相手に対抗する準備をしておく必要がある」

前回のワールドカップでは若手だったベリネリも、その後はアメリカに渡り、2014年にはスパーズで優勝を経験。NBAでもベテランシューターとして確固たる地位を築いた。

今大会では、同じNBA選手のダニーロ・ガリナーリとともにイタリアを引っ張る役割が求められている。本人もチームでの役割を自覚している。「自分たちのプレー、イタリアのプレーをすればいい。ポジティブに、自信を持って臨むよ」