現在開催中の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)1回戦に出場したカミラ・ジョルジ(イタリア)。試合後の彼女を映したビデオが、SNS上で話…

現在開催中の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)1回戦に出場したカミラ・ジョルジ(イタリア)。

試合後の彼女を映したビデオが、SNS上で話題になっていると、豪ウェブメディアnews.com.auが報じている。

この試合、ジョルジは、第30シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)と対戦し、1-6、0-6のストレートで敗戦した。話題になっているのは、試合後の、ジョルジとサカーリの握手だ。明らかに固い握手をしようとするサカーリに対して、握手はしたものの、なかば乱暴に手を振りほどいたジョルジ。その姿を捉えたビデオを、テニスジャーナリストのベン・ローゼンバーグが、「奇妙な握手」とコメントを添えてツイッターに投稿すると、その動画は瞬く間に広まった。

動画では、サカーリの腕を押しのけたようにも見えるジョルジ。テニスファンたちは「侮辱だ!」や、「あの握手は何なんだ!?」「彼女、試合後はいつも、勝っても負けても態度が悪いのよね」と反応している。

2人の対戦は、今回の試合が3回目。対戦成績は、これでサカーリの3勝0敗となった。前回の対戦は今年8月15日「ウェスタン&サザン・オープン」の初戦。6-3、6-0でサカーリが圧勝。サカーリは、これまでジョルジに1セットも落としていない。

ジョルジは、「全米オープン」直前に開催された「ブロンクス・オープン」に出場。安定したテニスで勝ち上がったものの、決勝戦ではマグダ・リネッテ(ポーランド)に、7-5、4-7、5-6のフルセットで競り負けた。試合後のセレモニーでは、終始機嫌の悪い様子を見せていた。

ジョルジの握手の仕方が問題視されたのは、今回が初めてのことではない。2014年の「イーストボーン国際」準々決勝で、カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)に敗れた際にも、しっかりとした握手を交わさなかった。この様子を映したビデオもまた、SNSで話題になっている。

現在世界ランキング48位のジョルジ。世界ランキング26位を記録したこともある才能のある選手だ。こうした不名誉な形ではなく、テニスでの活躍で話題になってほしい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2019年「全米オープン」でのジョルジ

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)