巨人―広島22  5回巨人1死一塁、坂本勇が左中間に逆転の2点本塁打を放つ。捕手会沢=東京ドーム【写真提供:共同通信社】


■坂本勇人(読売巨人)
○6−2 vs広島東洋(東京ドーム)
打撃成績/四球、右安、左本②、遊直

 読売巨人の坂本勇人が特大の東京ドーム看板直撃弾を放ち、チームを逆転勝利に導いた。

 2試合連続完封負けでこの日の結果次第では優勝マジック消滅の可能性もあった一戦で、キャプテンが特大の存在感を見せた。0―2で迎えた5回裏、亀井義行のタイムリーで1点を返した後、「亀井さんが打ってくれたので少し楽な気持ちで、次に繋ごうという気持ちで」打席へ。広島東洋の先発・野村祐輔の初球を叩くと、快音を残した打球はレフトスタンド後方の「KIRIN」の看板を直撃。「今年一番完璧なホームランでした」と坂本。会心の今季33号弾で試合をひっくり返すとともに、賞金100万円と「キリン一番搾り」1年分も手にした。

 試合後はお立ち台の上で「去年も、たまたまですけど(看板に)当てさせてもらったんですけど、もう2度とないかなと思ってたんですけど、また今年打ててうれしいです」と笑み。前日27日の試合では終盤にコンディション不良で途中交代。この日も7回の守備からベンチへ下がったが、「大丈夫なので」と言いながら、「今日ビール(の看板)に当てましたけど、ビール飲みすぎないようにコンディションを気にしながら頑張りたいなと思います」とジョークを交えて今後の活躍を誓った。

 高卒2年目からレギュラーとして働き、多くの歓喜を味わってきた坂本だが、キャプテンとしてはまだ優勝がない。この日は自らのバットでチームを勝利に導き、マジックも一つ減らして「19」となったが、「本当に一戦一戦大事な試合が続くので、気を抜くことなく目の前の試合を頑張りたいと思います」と気を引き締めていた。