巨人―広島21  巨人戦に先発し、7回無失点で9勝目を挙げた広島・ジョンソン=東京ドーム【写真提供:共同通信社】■ジョンソン(広島東洋)○2−0 vs読売巨人(東京ドーム)投球成績/7回 被安打3 奪三振5 失点0 広島東洋のジョンソンが2…

巨人―広島21  巨人戦に先発し、7回無失点で9勝目を挙げた広島・ジョンソン=東京ドーム【写真提供:共同通信社】


■ジョンソン(広島東洋)
○2−0 vs読売巨人(東京ドーム)
投球成績/7回 被安打3 奪三振5 失点0

 広島東洋のジョンソンが27日の読売巨人戦で7回3安打無失点の力投で今季9勝目を挙げた。
 
 相手はマジック20が点灯中の首位チーム。逆転優勝のためには1つも落とせない中でのカード初戦の先発マウンド。「非常に重要なシリーズだというのは心得ていた」とジョンソン。初回1死から四球も3番・丸佳浩をショートゴロ併殺打に仕留めると、続く2回に1死2、3塁、4回無死1、2塁のピンチを背負うなど、7回まで2死球4四球で毎回のように走者を背負ったが、打たれたヒットは3本のみ。「本当にコントロールが悪くてフォアボールをたくさん出したんですけれど、決めなくてはいけない時にはしっかりと良いボールを投げられた」と要所では効果的に内角を突いて得点を許さず。無失点のままリリーフ陣にバトンを渡した。

 試合後は「まずは初戦を取れたのは本当にチームにとって勢いがつくと思います。あと2試合、タフな試合が残っていますけど、チーム一丸となって戦っていきたい」と胸を張るとともに、「なかなか難しい内容でしたけど、自分を信じて、石原のサインにしっかりと応えるように投げた。苦しい内容でしたけど、石原がうまく組み立ててくれた」と好リードを見せた正捕手にも感謝した。

 4月を終えて1勝3敗、防御率7.20だったジョンソンだが、気が付けばこれで今季9勝目。2年連続4度目の2ケタ勝利に王手をかけるとともに、読売巨人戦での通算成績を17試合8勝3敗、防御率1.74。東京ドームでは通算5勝1敗、防御率1.22と“Gキラー”ぶりも存分に発揮&継続させた。この日の勝利で、チームは首位・読売巨人と5.5ゲーム差。頼れる助っ人左腕は「まだまだ試合は残っている。諦めていません」とキッパリと言い切った。