現地時間25日、IFSC世界ユース選手権2019(イタリア・アルコ)はユースA男女とジュニア女子のリード決勝を行い、ユースA男子で西田秀聖が2大会連続となる優勝を果たし、ユースA女子では平野夏海が銀メダルを獲得した。

 今シーズンのワールドカップ第3戦で優勝した西田がユースの舞台で面目躍如を果たした。この日に行われる決勝のうち最初に実施されたユースA男子には日本の百合草碧皇と西田が登場。先に登る5番手の百合草はそれまでの最高到達高度を46+まで更新し、首位で後続の結果を待つことに。すると6番手で登る西田は百合草の高度をさらに上回り、最後はゴールタッチとなる51+まで到達してメダルを確定させた。

ワールドカップ優勝の面目躍如を果たした西田。

 残すはリードで大会連覇中のコリン・ダフィー(アメリカ)と今シーズンのワールドカップ第2戦で5位に入賞しているアルベルト・ヒネス・ロペス(スペイン)の実力者2人。しかしコリンは49+、ロペスは47+で力尽きたため、西田が昨年に続く大会2連覇を決めた。百合草は惜しくも4位に終わった。

 続いて行われたユースA女子決勝には、平野が日本勢で唯一の進出。ルース・ドゥアディ(フランス)が10近く最高到達高度を更新する42+をマークした直後に登場すると、途中のランジパートも華麗に決めるなどしてさらに高度を更新していく。最後はゴール一手前に迫る54+を記録し、暫定首位で最終競技者を待つことになった。

 最後に登るニカ・ポタポヴァ(ウクライナ)は奇しくも平野と同じ箇所でフォール。前ラウンドへのカウントバックで準決勝首位だったポタポヴァに軍配が上がったが、平野が2度目の世界ユース選手権出場で初表彰台となる銀メダルを獲得した。

2度目の世界ユース選手権で初の表彰台に上がった平野夏海(左)。

 リード決勝で残る最後のカテゴリー、ジュニア女子では日本の樋口結花がファイナリストに名を連ねたが、31+で7位。優勝はすでにワールドカップなどでも活躍しているローラ・ロゴラで、予選から首位を譲らない完全優勝で地元イタリアの観客を沸かせている。

 これでリードの各カテゴリー決勝が終了。日本勢は昨年大会でのこの種目の実績を上回る金3、銀4、銅1、計8個のメダルを獲得することに成功した。本日から始まる日本勢の得意種目、ボルダリングでその勢いはさらに増していきそうだ。

<リザルト>

【ユースA男子】
1位:西田 秀聖/51+
2位:コリン・ダフィー(USA)/49+
3位:アルベルト・ヒネス・ロペス(ESP)/47+
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4位:百合草 碧皇/46+
12位:川又 玲瑛(準決勝進出)
23位:竹田 創(準決勝進出)

【ユースA女子】
1位:ニカ・ポタポヴァ(UKR)/54+ ※準決勝1位
2位:平野 夏海/54+ ※準決勝2位
3位:ルース・ドゥアディ(FRA)/42+
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19位:菊地 咲希(準決勝進出)
23位:工藤 花(準決勝進出)

【ジュニア女子】
1位:ローラ・ロゴラ(ITA)/55+ ※準決勝1位
2位:ノルウェン・アーク(FRA)/55+ ※準決勝2位
3位:ブルック・ラバトウ(USA)/54+
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6位:樋口 結花/31+
12位:中村 真緒(準決勝進出)
25位:黒岡 水夢(準決勝進出)

※左から氏名、所属国、決勝成績(到達高度)

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IFSC/Syste van Slooten