準々決勝の相手は関西の強豪・近大。初回から打線が機能し、先発・前田は制球に苦しんだが、7回途中を4失点の投球。投打がかみ合い、ベスト4に駒を進めた。

◆8・21~8・27 全日本大学選手権(豊田市運動公園野球場他)

8・25 準々決勝 対近大(豊田市運動公園野球場)

明大12―7近大

 理想的な攻撃を展開した。1回表、今大会好調のか原晟也内野手(情コミ2=彦根東)が初球をライト前に運び出塁。犠打で2塁に進み、3番・千田京平主将(農4=花巻東)が適時二塁打を放ち先制する。続く高桑一真外野手(商3=日大二)も二塁打を放ち、追加点を挙げた。上位が出塁して、クリーンアップが走者を返す理想の野球を展開して見せた。その後も「エンドランも決まっていい点の取り方だった」(千田)。走塁も絡めて計18安打12得点の猛攻で相手を圧倒した。

 今大会1番として打線をけん引している原。その原に力を与えているのが露天風呂だ。「お風呂が体にとてもいい」(原)と、バスが出発直前の30、40分前に露天風呂へ。直前まで疲れを癒し、最高の状態で試合に臨んでいるのが、好調の要因なのかもしれない。露天風呂の力を得て、日本一まで突っ走る。

 苦しみながらも試合をつくった。初回から制球に苦しんだ前田剛志投手(農2=札幌第一)。「直球が抜けてしまった」(前田)と、普段のテンポの良い投球が影を潜めていた。それでも前田は初回の無死満塁のピンチを無失点に抑えるなど粘りの投球。「ノーワインドアップや気持ち重心を低くすることを心掛けた」と、高い修正能力で試合をまとめあげた。

[大西健太]

試合後のコメント

千田

――非常にバットが振れていると思いますが。

 「全員とても調子いいですし、球も見えているので、このままいければいいと思います」

――今試合を振り返っていかがですか。

 「最初は自分たちの野球ではなく、相手に合わせてしまっているところがありました。途中からは自分たちが落ち着いてプレーしていこうと1点を積み重ねていけて、最終的には12得点とることができました」

――猛打賞についてはいかがですか。

 「調子がいいです(笑)。いい打球が打てているわけではなくても安打になるので、調子がいい証拠だと自分の中でも思っています」

前田

――今試合を振り返っていかがですか。

 「序盤は先頭打者への四球や死球でリズムをつくれず、みんなに申し訳ないです。打者の人たちに助けてもらって、点差が開いて気楽に投げることができました。とても課題の残る試合になりました」

――試合をつくれたことはいかがですか。

 「リズムを個人的には全然つくれていないなと思っていて、本当に今日は打者の人たちに助けられた勝利です。明日明後日も試合があるので、投げる機会があれば本当に今度は打者を助けられる投球をしたいです」