リーグ2戦目の相手は高い攻撃力を持つ日体大。試合終了5分前まで互角の戦いが続くが勝負所のミスに付け込まれ敗戦。劣勢を立て直す力に課題が残る結果となった。◆8・24~11・14 第95回関東大学1部リーグ戦(駒沢体育館他)▼8・25 対日体…

 リーグ2戦目の相手は高い攻撃力を持つ日体大。試合終了5分前まで互角の戦いが続くが勝負所のミスに付け込まれ敗戦。劣勢を立て直す力に課題が残る結果となった。

◆8・241114 第95回関東大学1部リーグ戦(駒沢体育館他)

▼8・25 対日体大1回戦(駒沢体育館)

明大71162213142720153086日体大○

 スターターは、PG渡辺翔太(政経3=宇都宮工)、SG須藤昂矢(営4=桐光学園)、SG常田耕平(政経2=正智深谷)、PF植松義也(営3=桐光学園)、PF永田渉(政経3=盛岡南)。

 序盤は明大のエース・須藤が執拗にマークされ、うまくリズムをつくることができない。しかし、第3Q  「後半からさらに走るのが明治のバスケ」(渡辺)と、速い攻撃と運動量を生かしたディフェンスで点差をどんどん縮めていく。残り2分、SG若月遼(政経1=北陸)のジャンプシュートで逆転に成功。迎えた勝負の第4Qだが「勝ち切る力が足りない」(渡辺)。一つのターンオーバーからミスを連発。点差が広がり、その焦りからミスが増える悪循環にはまり「最後の3、4分で勝負がついてしまった」(渡辺)。最終スコアは71―86と大きく離され敗北。途中まで善戦しただけに悔しい敗戦に終わった。

 見えた光もある。今試合チームトップの得点を挙げたのは永田。相手の意識がエース・須藤に集中したスキを狙い、内外から得点を重ねた。さらに永田はリバウンドでも活躍。こぼれ球に飛び込み、反撃の流れを呼び込んだ。「どこのチームも(須藤)昂矢さんを抑えてくる。その時に周りがどれだけ動けるかが大事」(永田)。エース以外の活躍にも目が離せない。

[田北俊介]

試合後のコメント

永田

――チームトップの21点の活躍でした。

「(須藤)昂矢さんにスクリーンをかけると、向こうは昂矢さんに寄ってくれるのでフリーでシュートを打つことができました。昂矢さんが点を取れない時に攻めたり、リバウンドとることが自分の仕事なのでそこを頑張っていきたいです」

渡辺

――今日の敗因を教えてください。

 「やっぱり最後の3、4分で勝負がついてしまったと思います。一つのターンオーバーをきっかけにずるずる流れを引きずってしまいました。最後の時間は気持ちの問題なので改善しないといけないです」

――チームの武器はどこですか。

 「後半からさらに走るのが僕たちのバスケです。スティールしたりリバウンド拾って速い展開でアウトナンバーつくるのが理想なので、第3Qのバスケは自分たちが目標にするバスケに近いものができたと思います」