26日に開幕する、今シーズン最後のグランドスラム「全米オープン」。女子シングルスの大坂なおみ(日本/日清食品)は、前年優勝者として第1シードで出場する。その大坂が、現地23日の記者会見で抱負を…

26日に開幕する、今シーズン最後のグランドスラム「全米オープン」。女子シングルスの大坂なおみ(日本/日清食品)は、前年優勝者として第1シードで出場する。その大坂が、現地23日の記者会見で抱負を語った。

WTA(女子テニス協会)公式サイトによると、大坂は記者会見で「インディアンウェルズで、ディフェンディングチャンピオンがどのようなプレッシャーを感じるか学んだと思っています。それは間違いなく今大会のためになっていると思います」と話した。

「毎年ここではいいプレーができているので、あまり心配はしていません」

前哨戦の「ウェスタン&サザン・オープン」準々決勝で、左膝を痛め途中棄権した大坂。その状態が心配されていたが、本人は「良くなってきています」と状態を説明した。

「日に日に練習時間も長くなっています。感覚は良くなっています。幸いなことに私は治りが早いので、いい感じだと思います」

前年2018年の歴史的快挙の前には、前哨戦3大会で立て続けに早期敗退だった大坂。しかし今年は前哨戦2大会に出場し、どちらもベスト8まで勝ち進んだ。シンデレラストーリーを駆け上った思い出の地「全米オープン」で、今回も活躍に期待がかかる。

「今年は(前哨戦で)2回連続で準々決勝にいきましたので、今の自分に自信を持っています。それが昨年とは少し対照的です」

大坂は1回戦で、20歳の世界93位アナ・ブリンコワ(ロシア)と対戦することが決まった。

なお大坂が初戦を突破すると、2回戦では世界80位のマグダ・リネッテ(ポーランド)対世界95位のアストラ・シャルマ(オーストラリア)の勝者と対戦するドローとなっている。

その後も、大坂やシード勢が順当に勝ち進んだ場合、3回戦では第28シードのカルラ・スアレス ナバロ(スペイン)、4回戦では第13シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)、準々決勝では第7シードのキキ・バーテンズ(オランダ)、準決勝では第4シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)、決勝では第2シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)と対戦する可能性がある。

また女子シングルス本戦には世界110位の土居美咲(日本/ミキハウス)も出場し、1回戦で第10シードのマディソン・キーズ(アメリカ)と対戦することが決まった。

「全米オープン」は26日に開幕。テニスデイリーではサイト上で、大会初日の模様を生配信する予定だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」での大坂なおみ

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)