20日、トヨタGAZOOレーシング(TGR)は「ダカールラリー2020に向け、フェルナンド・アロンソと準備開始」と銘打ったプレスリリースを発行した。今後数カ月間、ダカールラリー2020(1月サウジアラビア開催)参戦予定のハイラックスで一連の走行テストを行なうという。

2005、06年のF1王者(当時ルノー)で、TGRとともに世界耐久選手権(WEC)の2018/2019シーズン王者となったアロンソ。F1モナコGPとルマン24時間に勝っており、世界3大レース制覇に向けて、残るインディ500を勝つことが彼の現在の目標のひとつだが、それとは別に、今度はラリーレイドの最高峰イベントである「ダカールラリー」を具体的な目標に据えたようだ(今年3月にもダカールラリー2019の優勝車ハイラックス=HILUXでテストをしている)。

今後5カ月間、アロンソはTGRのダカールラリーチームと連携し、欧州やアフリカ、中東でハイラックスでの走行トレーニングプログラムを実施する。なお、現在アロンソはF1にもインディカー・シリーズにもレギュラー参戦しておらず、WECの2019/2020シーズンにも参戦しない。

8月20~23日にかけてアロンソはアフリカ南部の砂漠でテストを続け、9月13~14日には南アフリカのクロスカントリーシリーズ第5戦「2019 ハリスミス400ラリー」に出場する予定。ここでは勝敗にあまりこだわらず、実戦を通じてのテストが主目的になるという。

アロンソは「様々なモータースポーツのカテゴリーで常に新しい挑戦をしていきたいと思っている。TGRと一緒にまた新たな冒険を続けられることが本当に楽しみだ。前回のハイラックスでの走行テストは非常に有意義な経験だった。今後数カ月の走行トレーニングでハイラックスのことをさらに知り、チームと協力していけることを楽しみにしている」と、意欲を語っている。

また、チーム代表のグリン・ホールは「3月の南アでのテストは、チームとフェルナンドにとって貴重な経験となった。彼がこの挑戦に臨めるスキルと精神力を有していることを確信している」とコメントしている。

今年1月に南米で開催された「ダカールラリー2019」では、ナッサー・アルアティア駆るハイラックスがTGR(トヨタ)にとって初のダカール四輪総合優勝をもたらした。「ダカールラリー2020」はサウジアラビアに舞台を移して来年1月に開催される予定だが、ディフェンディングチャンピオン陣営は大きな話題も提供しつつの参戦になりそうだ。