第4Qで2得点を決めたMF脇坂

日本一への挑戦が今年も幕を開けた。灼熱の空の下行われた慶大の初戦は東海大と激突。両校ともに得点力が光ったこの試合は終始白熱した展開が続き、最後は10-10の引き分けに終わった。白星発進とはならなかったものの初戦から2桁得点と、得点力の面で春からの大きな躍進を見せつけた。

第32回関東学生ラクロスリーグ戦 第1戦 vs東海大

8月12日(月)14:20ドロー @富士通スタジアム川崎

◇得点◇

◇慶大出場選手◇

<スタメン>

G 西村佳子(政4・東京女学館)

DF 平井淑恵(商4・慶應女子)

DF 石井有花子(政4・雙葉)

MF 野々垣眞希(商3・慶應女子)

MF 清水珠理(商3・慶應女子)

MF 日野美咲(商3・慶應女子)

MF 脇坂遥香(経4・慶應女子)

AT 荒井理沙(経4・慶應女子)

AT 井上ゆり子(経3・慶應湘南藤沢)

AT 髙木麻由(経3・慶應女子)

<ベンチメンバー>

G 青山芽生(政4・慶應湘南藤沢)・DF 浅井七海(商4・慶應女子)・山﨑菜朋子(政3・東洋英和女学院)・MF 針山怜子(文4・慶應NY)・竹内梨紗(経4・慶應女子)・溝口友梨奈(経3・慶應女子)・北村理沙(経2・慶應女子)・川久保博子(理1・慶應女子)・AT 上林清香(理3・慶應女子)・徳光里利笑(経2・慶應女子)

ついに開幕を迎えた関東学生ラクロスリーグ戦。1部女子の開幕戦カードは慶大と東海大の顔合わせとなった。昨年つかめなかった日本一の称号を今年こそ――荒井理沙(経4)主将率いる2019チームの挑戦がいま始まった。


笑顔で入場する慶大選手たち

予報外れの雨も上がり、眩しい8月の日差しの下で女子の開幕戦が始まった。華やかな演出とともに選手の入場が終わると試合開始。序盤の慶大はパスが乱れて攻撃が続かず、開始7分で2失点と立ち上がりにつまずく。しかし12分、相手ゴール前でAT荒井がカットを決めると徐々に慶大陣のエンジンもかかり始める。1Q終盤から2Q中盤にかけては両校の激しい攻防が展開。終盤にはMF清水珠理(商3)が3人の相手DFを振り払う豪快なシュートを決めると、その直後にはAT上林清香(理3)が器用なカットを披露し、自身のリーグ初得点でチームを盛り上げた。しかし、高い攻撃力で慶大ディフェンスをかいくぐる東海大に得点を並べることはできず、5-6の1点ビハインドで前半を折り返した。


シュートを放つ荒井

両者のデッドヒートは後半戦も続いた。第3Q序盤、2本のフリーシュートを立て続けに決めた東海大がリードを3点に広げるも、荒井の4得点目に続き、AT髙木麻由(経3)が左サイドからのパスを受けてそのままネットを揺らし、慶大は再び1点差へと詰め寄る。7-8で迎えた勝負の第4Q。ここから慶大のラストスパートが始まった。まずはMF日野美咲(商3)が着実にフリーシュートを決め同点に追いつくと、続いてMF脇坂遥香(経4)がゴール裏からのパスをすかさずゴールに打ち込み、ついに逆転に成功する。中盤にはセットプレーから隙を突かれて再び同点に戻されるも、直後に脇坂が相手ゴール前でのこぼれ球をゴールに流し込み、1点のリードを取り返した。残り時間もあと2分、このままリードを守り切りたい慶大だったが東海大の執念はそれを上回った。慶大陣の決死のディフェンスも虚しく、13分にゴールを割られ10-10に。緊迫した展開が続く中でタイムアップを迎え、熱戦は引き分けに終わった。


脇坂のゴールに喜ぶ選手たち

 最後まで激しい攻防が繰り広げられた今回の開幕戦。ラスト2分での失点で勝利を逃したことは悔やまれるものの、「10点を決められたことはチームとしても嬉しかった」(荒井)というように、春に課題として挙げられていた得点力の面で確かな手ごたえを感じたようだった。六大学戦や早慶戦では思うような結果が出なかった今季の慶大だが、この開幕戦はチームにとって今後の自信につながる一戦となることだろう。次戦の学習院大戦ではさらなる得点力を発揮し、今リーグの初勝利を挙げてほしい。

(記事:堀口綾乃 写真:五十右瑛士)

次戦 8月20日(火) vs学習院大

15:20ドロー @駒沢オリンピック公園総合運動場第一球技場

◇選手コメント◇

荒井理沙(経4・慶應女子)

--この試合で4得点と絶好調でした

個人的にはここまで慶應はロースコアゲームが続いていたので、10点を決められたことはチームとしても嬉しかったし、そのうちの4点を自分が決められたことは今後の自信にも繋がると嬉しく思います。でも、1点差や同点になったときに勝ちきれなかった点もあるので、その後の試合でも大量得点を目指していけるようなオフェンスを目指していきたいです。

 

――早慶戦の課題として「得点力不足」を挙げられていましたが、この開幕戦に向けてどのような練習をしてきましたか

練習はアタックメインというよりも、ディフェンスからアタックに繋げるクリアの部分を詰めていました。今日の自分の得点などは、クリアで運んできたボールに対してカットでシュートしたり、スローブレイクのような感じだったので、そこは練習の成果が出たと思います。でも、セットアタックになったときに一人一人の強さが足りなかったりして、相手に上げられて落としたりという場面もあったので、そこは次の試合までに改善していくべきだと思いました。

 

――試合全体を振り返って

一番には勝ちきれなかったということがあります。負けなかったことはポジティブに考えればいいんですけど、10点決められたのに勝ちきれない、1点リードしたときに追い上げる相手に対して勝てなかったという点が今回の反省です。私たちは試合経験を積めていない選手が多いので、このリーグ戦中に成長していけるようにしていきたいです。

 

――東海大はこれまでも引き分けに終わることが多い対戦相手でしたが

慶應も東海大も私たちの1個上の代にスター選手が多かったので、お互い得点源が抜けた中での対決でした。だから絶対に負けられないなとは思っていました。

 

――次戦に向けて

次は学習院大戦で、31日には明大戦と、どちらも絶対に勝たなくてはならない試合ですが、明大は特にノリに乗っているチームなのでそこで自信を持ってプレーできるように学習院大戦では個々の力を見せ、それを明大戦で出せるように頑張っていきたいです。応援よろしくお願いします。

 

 

脇坂遥香(経4・慶應女子)

 

――第4Qの大事な局面で2得点を決めました

1点目は主将(荒井)からフィードが来て。(荒井とは)クラッシャーズのときからずっと一緒にやって来たので、このフィードは絶対に決めなきゃと思って、死ぬ気で取って入れました。もう1点は、同期のフリーシュートがまさかのダウンボールになって自分の目の前に上がってきたので、これは絶対に自分が取って決めなくてはと思って決めきれたのは良かったと思います。

 

――試合全体を振り返って

慶應として10点取れたことは良かったと思うんですけど、1点リードしたときに追いつかれてしまうというディフェンスのもろさがあるので、そこは今後のリーグ戦に向けて立て直していきたいなと思います。

 

――引き分けという結果については

本当は勝ちたかったんですけど、今後は後がないという気持ちでしっかりと勝ちきれるように頑張ります。

 

――このリーグ戦での目標は

毎試合2点取ることを目標に頑張ります。

 

――次戦に向けて

負けられない試合ばかりだと思うので絶対に勝ちきって、応援に来てくださる皆さんに良いプレーが見せられるように頑張ります。