全日本学生選手権(インカレ)は3日目を迎えた。先日と打って変わって悪天候の中、女子シングルスは3回戦が行われ、早大からは5人が出場。多くの選手が随所に自分のプレーを見せるも、結果を残せず。翌日に繰り越しとなった吉岡希紗(スポ1=三重・四日市商)を除くと、4回戦進出を果たしたのは倉持美穂副将(商3=東京・早実)のみと厳しい結果になった。


負傷が響き、接戦を落とした松本

 松本妃那(スポ2=福岡・柳川)は初のインカレ出場ながら、大会初日から堂々のテニスを披露。ベスト16入りを目指し3回戦に臨んだ。強打で押してくる相手に対し、ベースラインにボールを集めるプレーが上手くはまり、有利に試合を運んでいく。徐々に増えていく相手のミスにも助けられ、ファーストセットを奪取。この勢いを維持したいところだったがセカンドセット序盤、左足を負傷するアクシデントに見舞われてしまう。棄権こそ避けられたものの、思い切りの良いプレーができなくなってしまった松本。相手もそこに付け入り、不運なかたちで流れを渡してしまった。雨による中断をはさんだことで、徐々に粘り強いプレーを取り戻していったものの、終盤にかけて調子を上げていった相手を崩すことはできず。フルセットの末に敗れ、大会から姿を消した。
悔しい敗戦となった一方、この一年での成長を感じさせるプレーをすることができた。今年は早慶戦で起用されるなど、着実にステップアップしている。今後も期待に応える活躍を見せていきたい。


この日唯一のベスト16入りを決めた倉持

 多くの選手が敗退していく中、この日気を吐いたのが倉持だ。昨年は初戦となった2回戦で敗退と満足いく結果を残せなかったが、今大会では安定したプレーを見せている。この日の対戦相手は精度の高いストロークを武器とする谷井涼香(駒大)。試合序盤から激しい打ち合いが展開された。お互いに一歩も譲らない接戦。セットカウント5-5となったところで試合が動く。「相手に打たれているので、それをかわせるように」(倉持)意識し、倉持がラリー戦を制すことに成功した。ゲームを連取し、ファーストセットを奪うと、続くセカンドセットも自身のサービスゲームを全てキープするなど、好調を保つ。ショットをサイドラインに打ち分け相手を翻弄し、2度のブレークに成功するなど要所を締めた。「セカンドセットはいい形でプレーできた」(倉持)と相手を寄せ付けず、4回戦進出を果たした。勝利後も「1試合ずつ自分のできることをやりたい」と気を引き締める倉持。まだまだ上を目指していく。

(記事 小原央、写真 山床啓太)

結果

女子シングルス
▽3回戦
◯倉持美穂 [7-5、6-3] 谷井涼香(駒大)
●下地奈緒 [1−6、1−6] 小池颯紀(園田女大)
●森川菜花 [2−6、1−6] 千村もも花(筑波大)
●松本妃那 [6−4、2−6、3−6] 浦上喜帆(大教大)
 吉岡希紗 [4−6、6−4、2−4] 中谷琴乃(甲南大) ※翌日に順延

コメント

倉持美穂(商3=東京・早実)

――今日の試合を振り返っていかがですか

ファーストセットは7−5で紙一重のさだったと思うんですけど、そのセットを取り切れたのが救いだったかなと思います。ファーストセットを競り勝てたのでセカンドセットもいいかたちでプレーできました。

――高さがあってやりにくい相手だったと思いますが、ゲームプランなどはありましたか

久しぶりの対戦だったので、やってみてという感じだったんですけど、最初は打たれてしまって。それをかわせるようにゲームメイクをしないといけないなと考えていました。

――きょうで今大会ベスト16となりました。

1試合ずつ自分のできることをやって勝ち上がりたいと思います。