ATP(男子プロテニス協会)は8月12日、最新の世界ランキングを公表。錦織圭(日本/日清食品)は約2年4ヶ月ぶりにトップ5に返り咲いた。錦織は、前週の「ATP1000 モントリオール」に出場し…
ATP(男子プロテニス協会)は8月12日、最新の世界ランキングを公表。錦織圭(日本/日清食品)は約2年4ヶ月ぶりにトップ5に返り咲いた。
錦織は、前週の「ATP1000 モントリオール」に出場し、自身の初戦となる2回戦でリシャール・ガスケ(フランス)に惜敗。前年トロントで行われた同大会でも初戦(1回戦)で敗退していたため、ポイントの変動はなかった。
一方、前年準優勝のステファノス・チチパス(ギリシャ)は今大会初戦敗退で大幅にポイントが失効し、5位から7位に。錦織を抜く可能性があったアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は前年と同じベスト8で、ポイントは変わらず。その結果、錦織は前週から1つ順位を上げて5位となった。
また、「ATP1000 モントリオール」で準優勝の23歳ダニール・メドベージェフ(ロシア)は、前週から485ポイント加算し8位に上昇。自己ベストを更新した。なお、同大会5度目の優勝を果たし、マスターズ1000で35個目のタイトルを獲得したラファエル・ナダル(スペイン)は、前年も優勝しているため、変わらず7,945ポイントで2位につけている。
そのほか、前週大会でベスト8入りした31歳ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)は、前週から180ポイント加算。順位を2つ上げて11位につけ、キャリアハイを更新した。
日本人選手では、西岡良仁(日本/ミキハウス)が、順位を1つ下げて77位。ダニエル太郎(日本/エイブル)は、2つ上げて117位となっている。
また、前週三重県四日市市で行われたATPツアー下部大会で優勝した杉田祐一(日本/三菱電機)は、164位から133位に。杉田は下部大会において出場3大会連続で決勝進出。7月22日付けでは241位だったが、そこから108順位を上げている。
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【8月12日付最新ATPランキング】
順位(前週) 名前(国籍) ポイント
1. ← (1)ノバク・ジョコビッチ(セルビア) 12,325
2. ← (2)ラファエル・ナダル(スペイン) 7,945
3. ← (3)ロジャー・フェデラー(スイス) 7,460
4. ← (4)ドミニク・ティーム(オーストリア) 4,925
5. ↑ (6)錦織圭(日本/日清食品) 4,040
6. ↑ (7)アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ) 4,005
7. ↓ (5)ステファノス・チチパス(ギリシャ) 3,455
8. ↑ (9)ダニール・メドベージェフ(ロシア) 3,230
9. ↓ (8)カレン・ハチャノフ(ロシア) 2,890
10. ↑ (11)ファビオ・フォニーニ(イタリア) 2,555
11. ↑ (13)ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン) 2,395
12. ← (12)フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン) 2,230
13. ↑ (14)ボルナ・チョリッチ(クロアチア) 2,195
14. ↓ (10)ケビン・アンダーソン(南アフリカ) 2,140
15. ↑ (20)ガエル・モンフィス(フランス) 2,130
16. ↓ (15)ジョン・イズナー(アメリカ) 2,040
17. ← (17)ニコラス・バシラシビリ(ジョージア) 2,020
18. ↓ (16)マリン・チリッチ(クロアチア) 1,940
19. ↓ (18)ダビド・ゴファン(ベルギー) 1,815
20. ↓ (19)ミロシュ・ラオニッチ(カナダ) 1,810
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77. ↓ (76)西岡良仁(日本/ミキハウス) 757
117. ↑ (119)ダニエル太郎(日本/エイブル) 479
133. ↑ (164)杉田祐一(日本/三菱電機) 397
(テニスデイリー編集部)
※写真は「ATP1000 モントリオール」での錦織
(Photo by David Kirouac/Icon Sportswire via Getty Images)