@DeNA―中日17  中日に快勝し、お立ち台でポーズをとるDeNA・筒香=横浜【写真提供:共同通信社】■筒香嘉智(横浜DeNA)○10-6vs中日(横浜スタジアム)打撃成績/左本①、空三振、左本④、中安② 横浜DeNAの筒香嘉智が9日の…

@DeNA―中日17  中日に快勝し、お立ち台でポーズをとるDeNA・筒香=横浜【写真提供:共同通信社】


■筒香嘉智(横浜DeNA)
○10-6vs中日(横浜スタジアム)
打撃成績/左本①、空三振、左本④、中安②

 横浜DeNAの筒香嘉智が9日の中日戦に「2番・サード」でスタメン出場し、2本塁打を含む3安打7打点の活躍でチームの勝利に貢献した。

 三塁手のレギュラーだった宮﨑敏郎が左手有鈎骨摘出手術で今季絶望となり、ラミレス監督が繰り出したマジックが2014年5月以来となる「サード・筒香」だった。前夜に続いて2番で起用された筒香は、初回に6年連続20本塁打となるソロ本塁打を放つと、同点に追いついた5回の第3打席では満塁の場面でレフトスタンド中段に入る逆転のグランドスラムで一挙5点のビッグイニングを作った。さらに6回の第4打席では2死2、3塁からセンター前に2点タイムリーを放ち、チームの勝利を決定づけた。

 久々の打棒爆発に筒香は「かなりよかったです」と自己最多となる1試合7打点の打撃を自画自賛。「いつ言われたかは言えないが、準備はしていた」という5年ぶりの三塁守備では「迷惑をかけないように、必死で構えていた」と、結果的に一度だけだったゴロの処理も無難にこなした。

 上位を争う読売巨人、広島東洋も勝ったため、首位と1ゲーム差の2位の座は変わらなかった。「チームがいい位置にいるので、そこがエネルギーになっている」という筒香は「これから厳しい戦いが続くが、ファンの声援がチームの力になる」と、この日もスタンドを満員に埋めた地元のファンにアピールした。