「ロジャーズ・カップ」(カナダ・トロント/8月5~11日/ハードコート)の大会3日目、女子シングルス2回戦で、第2シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が予選勝者で世界74位のタチアナ・マリア(…

「ロジャーズ・カップ」(カナダ・トロント/8月5~11日/ハードコート)の大会3日目、女子シングルス2回戦で、第2シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が予選勝者で世界74位のタチアナ・マリア(ドイツ)と対戦。第1セットを6-2で大坂が先取したところでマリアが棄権し、大坂が3回戦進出を果たした。

第1セット、大坂は第2ゲームをキープすると、そこから一気に5ゲームを連取。マリアにブレークポイントを握られることなく第1セットを奪った。

その後、マリアがトレーナーを呼んで腰のあたりをマッサージしてもらっていたが、そのまま棄権を申し出て、試合は終了となった。

勝利した大坂は、第15シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)とイガ・シフィオンテク(ポーランド)の勝者と3回戦で対戦する。

またこの勝利により、大坂は週明けの最新世界ランキングで、現在1位のアシュリー・バーティ(オーストラリア)を抜くことが決定。1位に返り咲けるかどうかは、今大会の大坂と、3位のカロリーナ・プリスコバ(チェコ)の結果次第となった。

相手の棄権によって勝ち上がった大坂だが、第1セットのスタッツを見ても3本のサービスエース、17本のウィナー、合計8本のブレークチャンスと非常に調子が良さそうな印象を受ける。「全米オープン」に向けてはもちろん、今大会でさらに勝ち進むことを期待したい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ムトゥア マドリード・オープン」での大坂なおみ

(Photo by David S. Bustamante/Soccrates/Getty Images)