「ロジャーズ・カップ」(カナダ・トロント/8月5~11日/ハードコート)の大会2日目。女子シングルス1回戦で、予選勝者で世界74位のタチアナ・マリア(ドイツ)と世界38位のジェン・サイサイ(中…

「ロジャーズ・カップ」(カナダ・トロント/8月5~11日/ハードコート)の大会2日目。女子シングルス1回戦で、予選勝者で世界74位のタチアナ・マリア(ドイツ)と世界38位のジェン・サイサイ(中国)が対戦。マリアが6-3、6-4で勝利し2回戦へ進出した。この結果、第2シードで出場する大坂なおみ(日本/日清食品)の初戦となる2回戦の相手がマリアに決まった。

大坂とマリアの過去の対戦成績は1勝1敗。いずれも2016年ツアー予選でのものであり、本戦での対戦は今回が初めてとなる。

マリアは現在31歳で、2013年12月には第一子となる長女を出産しているママさんプレーヤー。予選勝者ながら、1回戦で前週の「ムバダラ シリコンバレー・クラシック」で優勝した好調のサイサイを、ストレートで撃破して勝ち上がった。

一方の大坂は、まさかの1回戦敗退となった「ウィンブルドン」以来約1ヶ月ぶりとなる試合。日本時間1日にはSNSで「この数ヶ月、テニスに関して私はとても苦しい経験をしてきました」と吐露しつつも、「今になってやっとその(テニスをすることの)楽しさを再び思い出しているところです」と前を向いていることを明かしていた。

大坂は昨年モントリオールで行われた同大会で1回戦敗退だったため、今大会は大幅にポイントを重ねるチャンスがある。今大会の結果によっては、世界1位に返り咲くことも可能だ。

「ウィンブルドン」は悔しい結果となっただけに、「全米オープン」2連覇へ向けて、北米ハードコートシーズン初戦をまずは良い形で勝利することが期待される。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」での大坂なおみ

(Photo by Shaun Botterill/Getty Images)