WRCフィンランド、WRC2Pro部門では、新型のシュコダ・ファビアR5 Evoで挑んだカッレ・ロバンペラが母国優勝。ロバンペラはこれで今季、チリから4戦連続で同部門を制している。 ティーンエイジャーのロバンペラが、全23SS全てをベスト…

WRCフィンランド、WRC2Pro部門では、新型のシュコダ・ファビアR5 Evoで挑んだカッレ・ロバンペラが母国優勝。ロバンペラはこれで今季、チリから4戦連続で同部門を制している。

ティーンエイジャーのロバンペラが、全23SS全てをベストタイムで揃えて母国のファンを沸かせた。新型フォード・フィエスタR5 MkIIのWRCデビュー戦を担ったエリック・カミリに対して、4分47秒の大差をつけての完勝だった。

「信じられないよ! 金曜日にセッティングを調整したら、マシンの動きが格段によくなって、心から楽しんだ」とロバンペラ。
「高速区間では全開で攻め、ラフな区間では慎重に行った。もっと速く行きたかったが、リスクは負いたくなかった。フィンランドでシュコダ・ファビアR5 Evoをドライブする、最高のラリーだよ」

ロバンペラは、選手権争いでも2位のマッズ・オストベルグ(今戦は未出場)に38ポイント差とリードを大きく広げた。



WRC2では、ニコライ・グリアジン(シュコダ・ファビアR5)がシリーズ初優勝。ピエール・ルイ・ルーベの連勝を阻止し、選手権争いでも2位に浮上した。グリアジンは、土曜日の終盤、ルーベがクラッシュして木にヒットした後、首位に浮上。地元の期待を背負うヤリ・フッツネンに14秒差をつけて勝利を飾った。
「自分たちもトラブルを抱えていたので、何とか勝つことができた」とグリアジン。
「初めてのフィンランド参戦で部門優勝できたなんて、うれしいよ。とても大きな経験になった」



WRC2部門には今回、2018年の世界ラリークロスチャンピオンで今季は世界ツーリングカーカップに参戦中のヨハン・クリストファーソンがフォルクスワーゲン・ポロでエントリーし、3位フィニッシュを飾っている。

WRCフィンランド WRC2Pro部門最終結果
1. K.ロバンペラ(シュコダ・ファビアR5 Evo) 2:38:34.4
2. E.カミリ(フォード・フィエスタR5 MkII) +4:47.0

WRCフィンランド WRC2部門最終結果
1. N.グリアジン(シュコダ・ファビアR5) 2:41:09.0
2. J.フッツネン(ヒュンダイi20 R5) +14.0
3. J.クリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5) +2:03.8
4. P.ルーベ(シュコダ・ファビアR5 Evo) +6:44.5
5. H.ソルベルグ (シュコダ・ファビアR5 Evo) +10:46.8
6. P.ノブレ(シュコダ・ファビアR5) +35:11.0
7. E.リンドホルム(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5) +1:12:34.9
8. G.ミュンスター(シュコダ・ファビアR5) +1:25:45.8