“地元ラリー”のフィンランドでWRC2の3番手と健闘している勝田貴元。今回は日本から勝田範彦も応援に駆けつけている。競技2日目のステージを終えて、思うところを語ってもらった。

──競技2日目を終えての総括をお願いします。
勝田貴元「全開で行けるところはいって、午後はラフになっていたところもあったので、そういう部分ではこれまでの経験を活かしてクルマのマネージメントをしながらいいタイムは刻めたかなと思います。SS9ではプッシュしすぎてコースオフしかけ、それでタイムロスしてしまいました。他にも細かいミスはありましたがうまくまとまりましたし、やり切った感じはあります。トップ争いしないとここに来た意味がないのですが、割り切るところは割り切って取り組もうかと。今日はスピードもカミリに比べてあれだけ出せているので、明日も引き続き経験を積めるようにがんばります」

──今回は勝田範彦選手が応援に来ていますね。
貴元「父は僕が競技しているところに来たのが初めてなんです。ラリーは一緒に出たことはありますが、カートの時もフォーミュラの時も一度も応援に来たことがないんです! なかなか忙しいようで来てもらえなかったのですが、ようやく初めて観に来てくれました。もちろんうれしいですけど、変なところは見せたくないかな、と。せっかく初めてなので、これで何かあると気にしちゃいそうだなと思って。だから余計にリタイアはできないです(笑)」

──ではお父様に伺います。初観戦はいかがでしたか?
勝田範彦「一大決心でしたね、これは。すごく悩みました。貴元がカート時代に僕が1回観に行ったことがあるのですが……」
貴元「あれはレースじゃない!」
範彦「レースじゃなかったっけ? その時の成績が散々だったので、俺が行ってはいけないのだな、と。それから行ってなかったんです。もう10年前くらいですかね。で、今回実際に観るのと、オンボードの映像もモニターで映るんですよ。もう恐くて観ることができないんです。GPSのトラッカーも僕は観ることができません。本当にドキドキです」

──でも今日はちゃんと走り切って良かったですね!
範彦「良かったんですけど……今回のラリーは走り切ってほしいと思っています。ここで何かあると僕はもう二度と来ることができなくなってしまうので、完走はしてほしいですね(爆笑)!」