日本山岳・スポーツクライミング協会は30日、8月11~21日にかけてエスフォルタアリーナ八王子で行なわれる、国内初開催のIFSCクライミング世界選手権に臨む日本代表メンバーを発表した。

 ボルダリング、リード、スピードそれぞれの世界一を決める3つの単種目と、オリンピック出場権が懸かるコンバインド種目の計4種目で実施される今大会。日本代表には、種目ごとに設けられた6名の国別出場枠がほぼフルで使用され、男女計14名が名を連ねた。

 男子は、5月のコンバインドジャパンカップ(CJC)の結果により代表に内定していた楢崎智亜、原田海、藤井快、楢崎明智、土肥圭太が順当に選出された。この5名はコンバインド種目へのエントリー資格を持つ “コンバインド代表” として、まずはボルダリング、リード、スピードの各単種目に参戦。コンバインド予選への出場に向け、総合成績上位20名を目指す。

 単種目のみに出場する “単種目代表” には、杉本怜(ボルダリング、スピード)、緒方良行(ボルダリング)、西田秀聖(リード)の3名が選ばれた。

 単種目代表は、上記の内定組を除き、W杯で表彰台かつ日本人トップの成績を残した選手が選ばれる。西田は、先日のリードW杯第3戦ブリアンソン大会での優勝により、16歳での世界選手権出場切符を手にした。杉本はスピードW杯で表彰台に上がっていないが、他の種目が単種目代表への派遣条件を満たした時点で、最上位の成績を収めた杉本が規定により単種目代表に選出された。6名の国別出場枠に対し、ボルダリングは日本から7名の出場となるが、これは原田が前回大会優勝により付与されたIFSC(国際スポーツクライミング連盟)枠で出場することで、国別枠が1名分空くためだ。

 一方の女子では、こちらもCJCの結果で内定を決めていた野中生萌、野口啓代、森秋彩、倉菜々子が正式に代表入り(同じく内定していた谷井菜月は出場キャンセル)。そしてW杯で単種目の代表資格を得た選手が現れなかったため、CJC6位だった伊藤ふたば、同7位の小武芽生が出場権を得ている。

 初のオリンピック出場権が懸かった大会として、例年以上に注目度が高い世界選手権2019八王子大会。関心を集めるコンバインド決勝は、大会のフィナーレとなる20~21日に男女別で実施され、各上位7名にオリンピック出場枠が、さらにその中で日本人1位となった選手には、オリンピック日本代表の座が与えられる。

IFSCクライミング世界選手権2019八王子大会 日本代表

[男子]
楢崎 智亜(TEAM au)/B・L・S・C
原田 海(日新火災)/B・L・S・C
藤井 快(TEAM au)/B・L・S・C
楢崎 明智(TEAM au)/B・L・S・C
土肥 圭太(鹿児島県山岳・スポーツクライミング連盟)/B・L・S・C
杉本 怜(マイナビ)/B・S
緒方 良行(神奈川大学)/B
西田 秀聖(天理高等学校)/L

[女子]
野中 生萌(XFLAG)/B・L・S・C
野口 啓代(TEAM au)/B・L・S・C
森 秋彩(茨城県山岳連盟)/B・L・S・C
倉 菜々子(ウィルスタッフ)/B・L・S・C
伊藤 ふたば(TEAM au)/B・L・S・C
小武 芽生(エスエスケイフーズ)/B・L・S・C

※左から氏名、所属、エントリー種目
※B=ボルダリング、L=リード、S=スピード、C=コンバインド

CREDITS

取材・文

編集部 /

写真

Ryu Voelkel/アフロ