7月28日、鈴鹿サーキットで行われた2018-2019 FIM世界耐久選手権(EWC)最終戦“コカ・コーラ"鈴鹿8時間耐久ロードレース 第42回大会で、TEAM SRC KAWASAKI FRANCEが12位でレースを終えた。この結果により、2018-2019シーズンのEWCチャンピオンを獲得した。

EWCのタイトル争いは、ランキングトップで鈴鹿に乗り込んできたTEAM SRC KAWASAKI FRANCがレース中に転倒を喫して後退したことで、ランキング2番手のSuzuki Endurance Racing TeamがEWCタイトル獲得に有利な状態となってレースが進んだ。

しかし、レース終了5分前となるころ、Suzuki Endurance Racing Teamのマシンから突如白煙が上がり、ライディングしていたエティエヌ・マッソンがコース脇にマシンを止める。その後、赤旗が提示されてレースは終了。Suzuki Endurance Racing Teamは完走ならず、12位となったTEAM SRC KAWASAKI FRANCEが、初のEWCタイトルを獲得した。

そんなTEAM SRC KAWASAKI FRANCEのライダーと監督がレース後、会見に登場。レースを振り返った。

EWCタイトル獲得について、ライダーのジェレミー・ガルノニは「本当に僕も驚いているよ。5分前まではまさかという気持ちだった。でも、チェッカ-を受けるまでレースというのは何があるのかわからないという気持ちはあった。今回は運がよかったと思う。ベストを尽くして頑張ったんだ。チャンピオン獲得できてうれしいよ」とよろこびを語る。

一方、スタートライダーを務めたエルワン・ニゴンは転倒について語り、セーフティカー導入によって集中力を保つのが難しい状況だったと言う。

「集中して走っていたのだけど、セーフティカーが導入された。とにかくここで集中力を切らしてはいけない、リラックスしないと、と思っていたんだ。けれど案の定、ミスをしてしまった。スライドして転倒してしまったんだ。ただ、バイクのダメージは、そこまで(走行に)影響はなかったので、そのまま走行できたのは幸いだったと思う」

また、デビッド・チェカは「最初のスティントではプッシュしたんだけど、タイヤの感覚がよくなくて、満足はできなかった。次のスティントではうまく合って、僕が目指していたパフォーマンスとまではいかないけど、攻められた」とレースを振り返っている。

今回EWCで初タイトルを手にしたTEAM SRC KAWASAKI FRANCEを率いるジル・スタフレア監督は「初めてタイトルを獲得できて、素晴らしい1日となった。チームにとってもカワサキにとっても、EWCタイトルを獲得できたというのは非常にうれしいことだ。とても難しいレースだったと思う。序盤にセーフティカーが出て、ギャップを失ってしまったからね。プッシュするしかない、と思っていた。振り返ればパーフェクトなレースだったと思う。EWCの初タイトルが獲得できてうれしい」とよろこびを語った。

また、2019年の鈴鹿8耐ではTEAM SRC KAWASAKI FRANCEとEWCタイトルを争ったSuzuki Endurance Racing Teamの名監督、ドミニク・メリアンが、この鈴鹿8耐をもって引退。決勝レース前には、メリアン監督の引退セレモニーが行われた。