現在世界ランキング5位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)。「基本的にはほとんどいつも家族みんなと一緒にいます」と、家族のサポートを受け、力になっていることを明かした。ATP(男子プロテニス協…

現在世界ランキング5位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)。「基本的にはほとんどいつも家族みんなと一緒にいます」と、家族のサポートを受け、力になっていることを明かした。

ATP(男子プロテニス協会)公式サイトによれば、ズベレフは「父がコーチで兄がテニス選手ですし、母、僕の犬、それに今は兄の奥さんも。できれば彼の子供もずっと一緒にツアーに来れるといいな」と語った。

「基本的に家族全員がいつも一緒です。いつも一緒に移動していろいろな街でいろいろなことを楽しんでいますよ」

「言うまでもなく家族がいつもそばににいるのはすごく有難いですね、ホームシック知らずです」「他の選手たちのように、早く家に帰りたいという気持ちにおそわれませんから。自分のことを一番よくわかってくれている親しい存在が常にそばにいてくれるのは、当然素晴らしいことです」

ズベレフの家族といえば、共にツアーを戦っている10歳年上の兄ミーシャ・ズベレフ(ドイツ)がいる。アレクサンダーが今シーズンダブルス出場した7大会はすべて兄とのペアであり、2月の「ATP500 アカプルコ」では優勝も果たしている。また、2018年「ATP500 ワシントンD.C.」シングルス3回戦で、両者念願だったツアーでの兄弟初対戦が叶った。試合では主審が「ミーシャ」、弟をニックネームである「サーシャ」とコールし、両者は終始笑顔も見せつつ非常に感動的な一戦でもあった。

アレクサンダーは兄との試合後「信じられないほど特別でした。これが最後ではなくて、これから続くことの最初であることを願っています」と想いを話していた。

また、父や兄の他にも母親のイリーナと、可愛がっている犬のロヴィックが、アレクサンダーにとって非常に力になっていることを話した。

「母は栄養管理の点でとても重要な存在です。僕の犬は一緒にいるといつも気持ちが安らぎます」「すごくいい子でなんです。一緒に移動するのに最高の犬ですよ。16時間飛行機に乗っている時も、ずっと寝てますしね」

「無駄吠えしないし、ちょろちょろ歩き回らないし、何もしないんです。他のみんなといる時や、僕と母が一緒にいる時は、静かにずっと座っています。こんな感じで皆それぞれの役割をもっているのです」

そんなアレクサンダーは、現在地元ドイツで開催中の「ATP500 ハンブルク」に第2シードとして出場。1回戦で、前週ツアー初優勝を果たし勢いに乗る世界38位ニコラス・ジャリー(チリ)といきなり対戦する。家族の力も得ながら、どこまで勝ち上がるか注目だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP500 ハンブルク」でのズベレフ

(Photo by Daniel Bockwoldt/picture alliance via Getty Images)