西武―オリックス13  サヨナラとなる通算400本塁打を放ち、記念のボードと花束を手に観客の声援に応える西武・中村=メットライフドーム【写真提供:共同通信社】


■中村剛也(埼玉西武)
○5−4 vsオリックス(メットライフ)
打撃成績/中飛、中安、右飛、中飛、左本①

 埼玉西武の中村剛也が19日のオリックス戦の延長11回にサヨナラ本塁打を放ち、史上20人目の通算400号本塁打を達成した。

 千両役者ぶりを改めて見せ付けた。「6番・サード」で先発出場すると、4対4の同点で迎えた延長11回裏だった。1死走者なしの場面で打席に入ると、この回から登板した増井浩俊のカウント2−1からの4球目、真ん中高めに浮いたフォークボールを逃さず、持ち前の豪快なスイングで打った瞬間に入る分かる強烈な一撃。大歓声を切り裂きながら、ライオンズファンで埋まるライトスタンドに放り込んだ。

 試合を決めるサヨナラアーチ。打席に入る際のことを「ハッキリ言うと何も考えてなかったです」と振り返ってファンを沸かせると「久しぶりに芯に当たったんで、まぁ、入るかなと思いました」とニヤリ。この1本がプロ野球史上20人目、西武の生え抜きとしては初となる通算400号本塁打。「シーズンに入る前から残り15本で、本当はもっと、あっという間に打ちたかったですけど、なかなかホームランを打てない時もあってここまで時間がかかりましたけど、本当に打てて良かったです」。1611試合目(歴代5位のスピード)で達成した自身の記録を、お立ち台の上でしみじみと噛み締めた。

 7月10日に13試合ぶりの一発で通算399号を放ち、そこから4試合目での400号。「400号打てましたけど、まだまだもっとホームランを打てると思うので、より一層努力したいです」とさらなるアーチ量産を誓った。