「ウィンブルドン」で2年連続のベスト8入りをした錦織圭(日本/日清食品)。現在は北米ハードコートシーズンに向けて、わずかな回復期間中だ。17日にその錦織が日本で、2017年から公式アンバサダー…

「ウィンブルドン」で2年連続のベスト8入りをした錦織圭(日本/日清食品)。現在は北米ハードコートシーズンに向けて、わずかな回復期間中だ。17日にその錦織が日本で、2017年から公式アンバサダーを務めている株式会社LIXILのイベントに出席した。

錦織はイベントで、お笑いコンビのサンドウィッチマンとトークセッションを行った。

錦織が2020年東京オリンピックについて「ちょっとずつ気持ちが高まってきてますね」と心境を話したあと、続けてサンドウィッチマンのツッコミ担当・伊達みきおが「そうですね。本番に向けてぼくらもいま身体を鍛えてます」とボケると、相方の富澤たけしが「いやいや。鍛えなくて大丈夫です」と普段の漫才中とは逆の役割でツッコミを入れていた。

さらに富澤も「あまりメダルメダル言うと選手にプレッシャーがかかっちゃうので、もう錦織選手の金メダル1個で十分」と錦織にプレッシャーをかけ、会場の笑いを誘っていた。

年間を通して海外を転戦している錦織は、日本のお笑いも観るという。イベント前に、サンドウィッチマンが錦織に好きな芸人を聞いたところ「ナイツ。と目を見て言われた」と伊達が打ち明けた。それに対し伊達は「今日ごめんなさいね、ナイツじゃなくて」という話をすると、錦織は「全然大丈夫です。すみません、逆にすみません」と笑顔で謝り、会場を爆笑させた。

しかし、伊達が「さっき握手したんで、もう親友になりましたね」と話し、円満な雰囲気で収まった様子だ。

その後トークセッションでは、錦織とサンドウィッチマンがそれぞれプレートにメッセージサインをするという時間が。サンドウィッチマンは予めアスリートたちへの応援メッセージを書いており、錦織はアスリート代表としてそれらの応援に応えるサインをその場で書いた。

その様子をじっと覗き込んでいたサンドウィッチマンの二人だったが、途中錦織が無言で「あっ」という口をすると伊達がふっと笑いをこらえていた。そして伊達が「字はあんまり…」と切り出し、富澤に「やめなさい」と止められつつ「字は全然世界レベルじゃない」と指摘すると、会場から大きな笑いが起こっていた。

その錦織が書いたメッセージサインは「未来を変える」。

そう書いた想いについて「僕ら自身も未来を変えられるように、いいかたちでもっと成長して、どんどん強い自分になっていい結果が残せるようにしたいなという気持ちで書きました」と話した。

最後まで良い雰囲気でトークをしていた、錦織とサンドウィッチマン。最後にも一言東京オリンピックに向け「いいメダルを獲れるように頑張りたいと思います」と錦織が話すと、伊達は「単純にオリンピックたのしみですからね。すごく応援したいと思いますね」、富澤も「オリンピック、パラリンピックで東北の出身(選手)を応援して、あと錦織選手を応援したいなと思います」とエールを送った。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP250 ブリスベン」記者会見での錦織

(Photo by Chris Hyde/Getty Images)