「日本一熱い男」として知られる松岡修造さんが、自身のブログを更新。「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)で2年連続ベスト8入りした錦織圭(日本/日…

「日本一熱い男」として知られる松岡修造さんが、自身のブログを更新。「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)で2年連続ベスト8入りした錦織圭(日本/日清食品)に熱いエールを送っている。

松岡さんはブログで「2年連続ベスト8、素晴らしいです!」と称賛。「苦労して手に入れた勝利なだけに、次の試合に向けて大きな自信となる試合となった」と解説している。

そして錦織は準々決勝で、あの「芝の帝王」ロジャー・フェデラー(スイス)に挑戦する。両者の過去対戦成績は錦織の3勝7敗で、グランドスラムでは2017年1月「全豪オープン」でのフルセット激闘以来の対戦となる。なお、芝コートにおいては2014年「ATP500 ハレ」でストレートで敗れて以来2度目の試合だ。

松岡さんは「正直なことを言います。可能であれば、ジョコビッチ、ナダルと対戦して欲しかった。芝のフェデラーは強い!今大会も、誰よりもコートの内側を陣取って横綱テニスを披露している」とフェデラーの強さを評した。

その上で「ただ、今の錦織圭は強いです!」と太鼓判を押している。

「今回、夢のグランドスラム初制覇に向けてチャンスがやってきた!だが、その前に、まずはロジャー・フェデラーを破らないといけない」

松岡さんは打倒フェデラーのために重要なことを、いつもの分かりやすいポイントで3つ挙げている。

「ファーストサーブの確率」「怖くなんかない!」「イレギュラーを気にしない!」

ファーストサーブについては「サーブの安定感が芝の生命線。ファーストサーブの確率を、少なくとも60%、そしてポイント獲得率も70%は欲しい」と解説。また錦織が子どもの頃から憧れ、尊敬しているフェデラーに対し「リスペクトしているが怖くない!」というメッセージが必要だと言い、「そのためには序盤から攻撃的なテニスが欲しい」とアドバイスしている。

さらに大会2週目では、徐々に芝が荒れてくることにより、イレギュラーバウンドが増えてくる。松岡さんは「タイミングを大事にする圭にとっては、イライラが募ることに」と気持ちを理解したうえで、「今回はDon’t Worry , Be Happy で行きましょう!」と気にしすぎないことが大事だとしている。

松岡さんはブログの最後で、次のように熱く錦織を激励する。

「失礼ながら、フェデラーも人間であり、そして年を重ねている。こんなチャンスは今後なかなかやってこない!今、圭が侍になる時だ!」

錦織は今大会、ここまで失ったセットは1つのみと省エネでの勝ち上がり。久しぶりにBIG3を相手に全力で挑戦できるこのチャンスで、錦織がどんな熱戦を繰り広げるか注目される。

錦織とフェデラーの準々決勝は日本時間10日の23時頃に開始予定だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」での錦織圭

(Photo by Matthias Hangst/Getty Images)