日本野球機構(NPB)は7月9日、マイナビオールスターゲーム2019(第1戦=7月12日・東京ドーム、第2戦=同13日・甲子園)のプラスワン投票の発表を行った。 ここまでの各選出方法(ファン投票、選手間投票、監督選抜)で選ばれていない選手…

 日本野球機構(NPB)は7月9日、マイナビオールスターゲーム2019(第1戦=7月12日・東京ドーム、第2戦=同13日・甲子園)のプラスワン投票の発表を行った。

 ここまでの各選出方法(ファン投票、選手間投票、監督選抜)で選ばれていない選手の中から、セ・パ両リーグ1選手ずつ、合計2選手を再びファン投票で選ぶ「プラスワン投票」。今年度は新たにTwitterでの投票も実施された中、セ・リーグは原口文仁(阪神)、パ・リーグは源田壮亮(埼玉西武)が選出され、それぞれのリーグの最後の残り1枠を手に入れた。

 原口は3年ぶり2度目の出場。昨年末の人間ドックで大腸がんと診断され、そこから手術、リハビリを経て、今年の6月4日の千葉ロッテ戦(ZOZOマリン)で1軍復帰し、9回に代打でタイムリー2塁打。同9日の北海道日本ハム戦(甲子園)では代打サヨナラ打を放つなど、難病を乗り越えて奇跡の復活劇を見せている。

 源田はプロ3年目で3年連続3度目のオールスター出場。今回はプラスワン投票で2位だったが、1位だった大田泰示(北海道日本ハム)が出場を辞退。昨年のオールスターでは第2戦でMVPを獲得しており、最後の1枠から再び主役の座を狙っている。

 加えて、ファン投票で選ばれていた柳田悠岐と今宮健太(ともに福岡ソフトバンク)の2人が故障のために出場を辞退。代わりにグラシアル(福岡ソフトバンク)と増田達至(埼玉西武)の2人が補充選手としてオールスターに出場することも発表された。

 また、当日にアトラクションとして実施されるホームランダービーに出場する8選手も決まり、セ・リーグでは村上宗隆(東京ヤクルト)が最多の1万2520票を集め、以下、坂本勇人(読売巨人)、筒香嘉智(横浜DeNA)、鈴木誠也(広島東洋)が出場。パ・リーグでは山川穂高(埼玉西武)が最多の1万3403票を集め、以下、レアード(千葉ロッテ)、吉田正尚(オリックス)、森友哉(埼玉西武)が出場することになった。昨年は筒香が優勝し、特別表彰(平均打球速度)は柳田が受賞したが、今年は果たしてどうなるか。試合開始前からファンの熱気は最高潮になること間違いなしだ。

■投票延べ人数 : 68,950名  ■得票総数 : 115,412票
大田泰示選手(北海道日本ハム)が辞退のため、源田壮亮選手(埼玉西武)が出場

◎印はファン投票選抜、★は選手間投票選抜、☆はプラスワン投票選抜、他は監督選抜による。
回数欄の数字は選抜回数(監督・コーチの最初の数字は、それぞれ監督またはコーチとしての選抜回数・後の数字は全選抜回数)、
○中数字は上記回数中怪我等のため不出場の回数
◆増田達至選手(埼玉西武)を補充 【今宮健太選手(福岡ソフトバンク) けがのため欠場】
◆源田壮亮選手(埼玉西武)を補充 【大田泰示選手(北海道日本ハム) けがのため欠場】
◆Y.グラシアル選手(福岡ソフトバンク)を補充 【柳田悠岐選手(福岡ソフトバンク) けがのため欠場】