エ軍ヒーニーは、初球でスカッグスのトレードマークだったカーブを投げるアストロズ 4-0 エンゼルス(日本時間7日・ヒュー…

エ軍ヒーニーは、初球でスカッグスのトレードマークだったカーブを投げる

アストロズ 4-0 エンゼルス(日本時間7日・ヒューストン)

 エンゼルスは6日(日本時間7日)、敵地アストロズ戦を戦い、0-4で敗れた。先発のアンドリュー・ヒーニー投手が5回5安打2失点と好投したものの、打線が相手先発のゲリット・コール投手に7回まで3安打無失点に封じ込まれるなど、4安打完封負けを喫した。

 この試合、ヒーニーが投じた初球が大きく話題になっている。初回、先頭のジョージ・スプリンガーに対しての1球目、ヒーニーが投じたのは大きな弧を描くスローカーブだった。

 1日(日本時間2日)にタイラー・スカッグス投手が急逝。ヒーニーは突然、この世を去ったスカッグスの親友だった。スカッグスが急死してから初めて先発マウンドに立ったヒーニー。悲しみの中で、この日の1球目に、スカッグスのトレードマークでもあるスローカーブを選んだ。親友へ捧げる1球だった。

 この1球には、さらに隠されたエピソードがあった。MLB公式サイトのエンゼルス番レット・ボリンジャー記者が伝えたところによると、アストロズのスプリンガーは初球、スローカーブが来ることを知っており、そして、哀悼の意を示し、あえてそのボールを見送ったのだという。

 ボリンジャー記者は自身のツイッターで、ヒーニーの“1球”の背景をレポート。「アンドリュー・ヒーニーがタイラー・スカッグスに敬意を表すために初球はスローカーブを投げると、捕手のダスティン・ガーノーは球審とジョージ・スプリンガーに伝えていた。スイングしても問題ないとスプリンガーは伝えられていたが、スプリンガーはガーノーにその球を見送ると伝えた」と記した。

 ヒーニーの思いが込められた1球、そして、それを尊重するかのように見送ることを初めから決めていたスプリンガーの決断に、ボリンジャー記者のツイッターには、ファンからの感動のコメントが寄せられた。

「その行動を取ったスプリンガーは素晴らしい」

「その球はストライクコールされるべきだった」

「一流の行動」

「スイングしなかったスプリンガーは実に上品だ」

「スプリンガーは僕にとってのお気に入りの選手の一人で、今はなおさらそうだよ」

「超最高」

 ヒーニーが投じた、スカッグスに捧げる1球のスローカーブ。その背景には、相手選手の思いもこもった心温まるストーリーが隠されていた。(Full-Count編集部)