巨人―中日12  中日を6安打完封、8勝目を挙げた巨人・菅野=東京ドーム【写真提供:共同通信社】


■菅野智之(読売巨人)
○6−0 vs中日(東京ドーム)
投球成績/9回 被安打6 奪三振6 失点0

 読売巨人の菅野智之が2日の中日戦に先発し、9回6安打無失点で今季初完封。リーグトップタイの8勝目を挙げた。

 前回6月23日の福岡ソフトバンクで自己最短となる1回0/3、4失点で降板した菅野。中8日で東京ドームのマウンドに上ると「3人で終われたので、いいリズムで試合を作ることができた」と初回を三者凡退スタート。3回に1死から連打を許して2、3塁とされたが、「1点もやれないという気持ちを常に持っている」と京田陽太を投手ゴロ、大島洋平をセンターフライに打ち取ってピンチを脱出した。そして4回以降はテンポよくアウトを重ね、最後は堂上直倫のライトへの大飛球を打たれたが、「だい(陽岱鋼)さんに後でお礼を言います」と味方の好捕でゲームセット。マウンド上で右手を突き上げた。

 今季は好不調の波を激しく、この日の試合前の時点で11試合に登板して7勝4敗、防御率4.39。ここ5年間で防御率1点台が2度、2点台前半が3度という安定感抜群の右腕にとって防御率4点台は屈辱の数字だ。その中で「今は苦しい期間ですけど、それも自分のプラスに変えられるようにしっかり向き合って、この8日間を過ごしました」と菅野。そしてこの日、9回を115球、6安打無四球無失点で完封勝利を挙げ、「結果だけ見たら0に抑えることができたので満足しています」と笑顔を見せた。

 9回のストレートは146キロを計測。「徐々に階段を登っている気はするので、もうちょっとです 」と菅野。球宴前の9連戦の初戦でエースのピッチングを披露し、チームは貯金11。完全復活へ手応えを感じつつ「オールスターまでいい流れで、後半へ向けて弾みになればいい」と力を込めた。