第97回を迎える2019年のパイクスピーク・インターナショナルヒルクライムは6月30日、米国コロラド州のコロラドスプリングスで決勝レースが開催された。競技は混乱のなかで進行し、SAMURAI SPEEDから日産リーフで参戦した奴田原文雄は、短縮されたコースで走行することになってしまったが、このコースでは最速タイムをマークした。
(以下、チームリリースより抜粋)



パイクスピークEVチャレンジ、Race to the clouds
昨年同様に悪天候に翻弄されるものの、短縮コースで最速タイムを記録!


6月30日(日)、第97回パイクスピークインターナショナルヒルクライムの決勝レース“Race to the clouds”(通称:雲に向かうレース)が行われました。公開練習2日目のボトムセクションの予選タイムによって決勝レース当日の出走順が決定され、奴田原文雄選手は58台中46番目の出走で決勝を迎えました。

強い日差しが降り注ぐパイクスピークらしい晴天のなか、予定通りに午前7時30分に2輪クラスの1号車がスタートするも、その後の出走でコースアウトが頻発しけが人が続出したことからレースの進行が一時中断。2輪27台の出走が終了するころには12時を回ってしまい、4輪ディビジョンの出走は大幅に遅れることになってしまいました。

SAMURAI SPEEDのピットでも出走に向けて準備を進めていると、午後1時過ぎから雲行きが怪しくなり、午後3時近くなると本格的に雨が降り始めました。
時間が経つに連れ雨脚が強くなる中、4輪でもコースアウトが多発しレース中断が頻発。その後、ゴール間際の大きなクラッシュ発生によって、主催者はゴールを昨年と同様に中間地点の“グレンコーブ”までの約8.8kmに短縮すると発表。決勝へ向けて数か月の準備を進めてきたチームスタッフは、落胆を隠せませんでした。



それでも、雨の降る中、奴田原選手とニッサンリーフパイクスピークスペシャルはスタート地点へ。グリーンフラッグが振られると、電気自動車ならではの鋭いダッシュでタイム計測ラインを通過。セクション1を2分08秒233、続くセクション2を2分47秒694出通過し、フィニッシュでは5分05秒927を記録しました。このタイムは、昨年を6秒ほど上回る記録となり、短縮コースの出走者の中では暫定結果で1位を獲得。降り続ける雨という天候を考慮すると、満足できる結果となりました。

奴田原文雄選手のコメント
「今年も昨年と同様に残念な結果となってしまいました。天候に左右されやすい高地でのレースですが、2年も続くと落胆は隠せません。決勝時の走りを振り返ると、ADVAN A052の優れたウェット性能と高いグリップ性能は、完全なウェットでしかも路面温度も低い中で信頼を置いて攻めることができたといえます。多くのサポーター企業の優れた技術を取り入れさせていただいたことで、より安定した走りが実現できたのではないかと思っています。来年は3ヶ年計画の最後の年となります。今年の活動を元に、よりサポーター企業の技術を反映させていただき、あっと驚くようなヒルクライムマシンを製作して挑むつもりです。サポーター企業の皆様のお力添えとスタッフの皆さんの尽力に感謝いたします」