無念のベスト8に終わった。悪天候の影響で本来の殲滅(せんめつ)戦ではなく3本勝負となった東インカレ。女子は2回戦をストレートで快勝するも、準々決勝の早大戦で敗退を喫した。◆6・29 東日本大学対抗競技大会(白子サニーテニスコート)[女子]…

 無念のベスト8に終わった。悪天候の影響で本来の殲滅(せんめつ)戦ではなく3本勝負となった東インカレ。女子は2回戦をストレートで快勝するも、準々決勝の早大戦で敗退を喫した。

◆6・29 東日本大学対抗競技大会(白子サニーテニスコート)

[女子]
 ▼
2回戦
 〇明大3ー0文教大
 ▼準々決勝
  明大0ー2早大〇

 2回戦の文教大にストレートで勝利し、準々決勝は早大との対戦となった。1番手を任されたのは、原口美咲(商1=中村学園女子)・上田理央(政経3=文化学園大杉並)ペア。第1ゲームから原口のトップ打ちが光り、ゲームカウント2―1とリード。しかしその後ミスが目立ち、2ゲームを奪われる。それでも食らい付き、ファイナルゲームまで持ち込むも、あと一歩届かず。続く2番手、木瀬晶絵(政経1=須磨学園)・鈴木梨沙(商4=和歌山信愛)もゲームカウント2―4で敗れ、チームとしてもストレート負け。「勝てる試合だった」(鈴木)。昨年度のベスト4から一つ順位を落とし、ベスト8に留まった。

 「大事なところで決め切れない」。安西美由紀主将(法4=昭和学院)と鈴木の4年生が口をそろえたチームの課題だ。早大戦、木瀬・鈴木ペアの試合でも、2ゲームを連取し迎えた第5ゲーム。デュースの場面で鈴木がダブルフォルト。つかみかけた流れを手放し、勝利を逃した。それでも、ルーキーの活躍など好材料も多く見つかった今大会。この弱点さえ克服すれば、日本一の夢も遠くはない。「この1カ月でしっかりと直していく」(安西)。悲願の日本一へ。チーム一丸となって駆け上がる。

[福田夏希]

試合後のコメント

安西主将

――今大会の振り返りをお願いします。

 「今回の東インカレやリーグ戦を振り返って、勝てる試合なのに大事なところで取り切れないというのが、明大の弱さだと思いました。この1か月そこをしっかり直していかないといけないなと思います」

――早大戦から見つけた課題は何でしょうか。

 「大事なところで決めきれないというのが、大きなところで一つなんですけど、前衛も触ったボールを簡単にフォローされてしまい、1本で決めきれないというのが悪いと思うので、残り1か月は1本で決め切る練習というのをやっていきたいです」

鈴木

――4年生で唯一の出場です。 

 「自分はプレーで引っ張っていかないといけないと思っているので、そこはしっかりしていきたいです」

――インカレへの意気込みをお願いします。

 「この試合で課題も多く見つかったので、勝ちたかったんですけど、負けて気持ちを引き締めていけるというのは良かったと思うので、この負けを生かして頑張りたいです」