西武―オリックス10  プロ初完封で4勝目を挙げ、ファンとタッチを交わすオリックス・山本=メットライフドーム【写真提供:共同通信社】


■山本由伸(オリックス)
○4−0 vs埼玉西武(メットライフ)
投球成績/9回 被安打5 奪三振11 失点0

 オリックスの山本由伸が28日の埼玉西武戦で9回を5安打無失点に抑えてプロ初完封勝利を飾った。
 
 圧巻だった。「前回ちょっと打たれていたので最初から引きを引き締めて投げました」と山本。初回からストレートは155キロを計測し、1番・秋山翔吾を144キロのフォーク、2番・源田壮亮をカーブ、3番・外崎修汰を145キロのフォークで3者連続の空振り三振という立ち上がり。2回1死1、2塁から栗山巧を併殺打に仕留めると、続く3回無死満塁のピンチでは「絶対抑えてやるぞという気持ちで投げました」と源田を155キロの渾身のストレートで空振り三振に打ち取った後、外崎のライトフライで三塁走者・愛斗がタッチアップで1度は本塁セーフ判定となったが、リクエストを経てアウトとなって無失点。4回以降は1四球と内野安打1本のみに抑えてプロ初完封を成し遂げた。

 先発に転向した今季は、ここまで11試合に先発して3勝と勝ち星に恵まれずも、防御率1・85は12球団トップ。この日も9回に後藤駿太の3ランが飛び出るまで援護点は1点のみだったが、それも慣れたもの。最速155キロのストレートと140キロ台中盤のフォークを武器に自己最多の11奪三振をマーク。今季4勝目を挙げ、防御率を1.66まで下げた。

 チームは2年ぶりの5連勝で借金を5まで減らした。「連勝が続いているので、明日も明後日も買って、もっと順位を上げて行きたい。応援よろしくお願いします」と山本。交流戦明けの初戦、若きエースの快投劇が、チームにさらなる勢いをもたらした。