昨年の全日本大学駅伝対校選手権(全日本)で、史上最低の15位に沈んだ早大。シード権を落とした今季、4年ぶりに全日本大学駅伝対校選手権関東学連推薦校選考会(全日本予選)に出場した。今大会にはエース・太田智樹駅伝主将(スポ4=静岡・浜松日体)…

 昨年の全日本大学駅伝対校選手権(全日本)で、史上最低の15位に沈んだ早大。シード権を落とした今季、4年ぶりに全日本大学駅伝対校選手権関東学連推薦校選考会(全日本予選)に出場した。今大会にはエース・太田智樹駅伝主将(スポ4=静岡・浜松日体)、中谷雄飛(スポ2=長野・佐久長聖)ら主力メンバーに加え、鈴木創士(スポ1=静岡・浜松日体)、井川龍人(スポ1=熊本・九州学院)ら、期待の新戦力もエントリー。伊勢路への切符は、8人のランナーに託された。

 目標の『トップ通過』に向け、弾みをつけたい早大は、1組目に半澤黎斗(スポ2=福島・学法石川)、小指卓也(スポ1=福島・学法石川)が出走。スタートから明大のエース・阿部弘輝が飛び出すも、半澤と小指は集団真ん中に位置取り、落ち着いてレースを展開していく。中盤までスローペースが続いたが、7000メートルを過ぎたところで、集団先頭がスピードを上げる。「前半のゆっくりなペースに体がはまってしまった」という半澤が、ここで離脱。離れてしまった焦りもあった。そこから残り3000メートルは苦しい走りに。自慢のスピードを生かすことはできなかった。一方の小指は、最後の1000メートルこそ周りのスパートに遅れを取ったものの、終始集団に食らいつき、粘りの走りを見せた。

 続く2組目には、吉田匠(スポ3=京都・洛南)、鈴木が出場。1組目を終えて、早大は総合8位。焦りもあったという吉田は、当初の予定よりも早くに先頭へ出てしまう。5000メートル付近で追い付かれると、残り2000メートルのペースアップについていけずに後退。脇腹の痛みもあり、11着でフィニッシュ。課題の残る結果になった。そこで早大の窮地を救ったのは、ルーキーの鈴木だ。中盤まではレースプラン通り、集団の中で力を温存。残り1周を前に一気に加速すると、そのまま先頭に立つ。最後までスピードを緩めず、逃げ切り。1着でフィニッシュし、早大に流れを引き寄せた。


残り600メートル付近でラストスパートをさく裂させ、2組をトップでフィニッシュした鈴木

 総合6位で迎えた、3組目。昨季、駅伝シーズンで好走を見せた中谷、大型ルーキー井川の下級生コンビが出走した。スタートから積極的に前に出た中谷は、「2分55秒でひたすら押していこうと考えていた」という言葉通り、速いペースでレースを引っ張る。井川は周囲の動きに動じることなく、落ち着いた走りでレースを展開。中盤以降、中谷は集団に追い付かれた後も、井川と並んで集団前方を走り、粘りを見せた。しかし、両者ともに残り2000メートルでのペースアップに付いていけず。ラストスパートも虚しく、中谷は7着。井川は10着となった。

 3組を終えて、総合5位。全日本に出場できるのは上位5チーム。6位・神奈川大との差はわずか6秒だった。絶対に順位を落とせない早大は、4組目、駅伝主将の太田智、1年目から箱根路を走った千明が登場。外国人留学生も多く、ペースはこれまでのどのレースよりも速かった。太田智は序盤から外国人留学生に食らいついていく積極的な走りを見せる。千明も日本人集団を前方で引っ張り、「ここで離れるわけにはいかない」と、駅伝主将の走りに応えた。終わってみれば、太田智は日本人5位、今大会のチーム最高記録だった。千明も、太田智に次ぐ日本人6位。自己ベストを7秒上回る好タイムだ。「智樹さんがいたから頑張れました」(千明)。先輩の背中は、大きな力を与えてくれた。


太田智(左)と千明が好走し、本戦出場を確実なものとした

 早大は、総合3位で全日本への出場を決めた。「層は少しずつ厚くなってきている」という相楽豊駅伝監督(平15人卒=福島・安積)の言葉のように、今大会では鈴木ら1年生の活躍が光った。また、今回はエントリーされなかった実力者も後ろに控えている。全日本に向け、チーム内での激しい競争は全体に良い刺激をもたらしてくれるだろう。名門復活に向け、個々のレベルアップが求められる。伊勢路へ道はつながった。この道の先に、栄光の瞬間が待っていると信じたい。

(記事 松下瑞季、写真 小林理沙子、西杉山亮)

★『全日本予選会第0組』! 4年生が上位でゴール(早稲田大学長距離競技会 埼玉・織田幹雄記念陸上競技場)


4年生を中心に先頭集団を引っ張った5000メートル(先頭は三上)

 全日本予選会が始まる9時間前――。この日の朝、ホームグラウンドでは早稲田大学長距離競技会が行われていた。3000メートル、5000メートルの2種目が行われ、全日本予選会のメンバーから外れた選手が出走。最初に行われた3000メートルでは、遠藤宏夢(商4=東京・国学院久我山)、三上多聞(商4=東京・早実)、伊澤優人(社4=千葉・東海大浦安)、向井悠介(スポ2=香川・小豆島中央)の4人がスタートラインに立った。遠藤が先頭に立ち、隊列になってレースが進む。最後まで大差がつくことはなく、全員が8分30秒台でまとめた。続いて行われた5000メートルには、3000メートルを走った4人を含む20人が出走。序盤は安田博登(スポ1=千葉・市船橋)が集団を引っ張りレースをつくった。すると2000メートル手前で三上がペースアップし、それに遠藤が対応する。4000メートルを過ぎると遠藤がさらにペースを上げ、太田直希(スポ2=静岡・浜松日体)、大木皓太(スポ4=千葉・成田)、三上の順で後ろに続いた。全日本予選会に出場する選手らの声援も背に受け、最後はラスト1周の鐘を合図に大木と三上が意地のスパート。太田直をかわし、1着の遠藤を含め上位3人の4年生が14分30秒台でフィニッシュした。全日本予選会に出場した4年生は太田智ただ1人であったが、今記録会ではいずれの組も4年生がしっかりと上位でゴール。「下級生中心のチーム」とは言わせないとばかりの力走が光った。今後の早大の鍵を握っているのは、上級生だ。

(記事、写真 宅森咲子)

全日本選考会結果

▽男子1万メートル

1組

小指卓也(スポ1=福島・学法石川)30分11秒26(10着)

半澤黎斗(スポ2=福島・学法石川)30分40秒66(25着)

2組

鈴木創士(スポ1=静岡・浜松日体)30分02秒85(1着)

吉田匠(スポ3=京都・洛南)   30分26秒17(11着)

3組

中谷雄飛(スポ2=長野・佐久長聖)29分38秒28(8着)

井川龍人(スポ1=熊本・九州学院)29分42秒03(12着)自己新記録

4組

太田智樹駅伝主将(スポ4=静岡・浜松日体)29分02秒40(11着)

千明龍之佑(スポ2=群馬・東農大二)29分03秒19(12着)自己新記録

▽総合結果

1位 東京国際大 3時間57分13秒15

2位 明大 3時間57分26秒03

3位 早大 3時間58分46秒84

※上位5校が本戦の出場権を獲得

早大競技会結果

▽男子3000メートル

遠藤宏夢(商4=東京・国学院久我山) 8分32秒82

三上多聞(商4=東京・早実)     8分32秒97

伊澤優人(社4=千葉・東海大浦安)  8分35秒19 自己新記録

向井悠介(スポ2=香川・小豆島中央) 8分37秒62

▽男子5000メートル

遠藤宏               14分30秒15

大木皓太(スポ4=千葉・成田)   14分33秒32

三上                14分35秒94 自己新記録

太田直希(スポ2=静岡・浜松日体) 14分40秒42

尼子風斗(スポ4=神奈川・鎌倉学園)14分40秒79

山口賢助(文2=鹿児島・鶴丸)   14分41秒17

室伏祐吾(商2=東京・早実)    14分44秒00 自己新記録

住吉宙樹(政経3=東京・早大学院) 14分44秒73

伊澤                14分48秒55

向井                14分49秒20

茂木凜平(スポ2=東京・早実)   14分50秒94 自己新記録

植田航太(人1=東京・早実)    14分58秒55

佐藤皓星(人2=千葉・幕張総合)  15分00秒51

井上開登(法1=東京・早実)    15分08秒61 自己新記録

黒田賢(スポ3=東京・早実)    15分10秒61

本郷諒(商3=岡山城東)      15分12秒66

河合陽平(スポ2=愛知・時習館)  15分14秒06

茂原將悟(法2=群馬・高崎)    15分18秒25

久保広季(人2=早稲田佐賀)    15分37秒75

安田博登(スポ1=千葉・市船橋)  途中棄権

コメント

相楽豊駅伝監督(平15人卒=福島・安積)(囲み取材より抜粋、編集)

――選考会を終えた今のお気持ちは

ほっとしたのが正直なところです。トップ通過を目指していましたが厳しい展開はどこかで来ると思っていました。きょうも1組目から後手に回ったところからのスタートだったので、我慢の連続でしたけど、そこをしっかり乗り越えてみんなががんばってくれたので、まずは予選通過の切符を取れたことに対しては、良しとしています。

――厳しい条件での試合展開が予想されていましたが、今大会に向けてどのように

関カレが始まる前から、予選会に向けて練習をしていたメンバーもそうですし、インカレに出るメンバーにもそういう話はしていました。この競技場の特徴である気温、湿度、風の三重苦に耐えられるようなタフな体と心を持っていないと戦えないよという話はしていました。大会が近付いてくるにつれて天気もだんだん見えてきて、「気温は平気になったね」とか「風はまだあるかもしれない」と準備をしてきたので、最悪のコンディションを想定して準備してきた中では恵まれていましたが、そういう意味では体と気持ちの準備をある程度してきたと思います。

――監督ご自身、レース前の手応えはありましたか

自信はありました。他の学校のコンディションは読めないんですけど、自分たちとしてはある程度良い状態で迎えられるメンバーが多かったので、戦えるだろうという思いは持ってきました。

――どんな面で8人の選考には悩まれましたか

4年生は練習ができていてスタミナ型の選手も多くて、ここの競技場(相模原ギオンスタジアム)は暑くて風が吹くということを聞いていたので、厳しいコンディションであればスタミナ型の4年生を使うことを頭に入れた上で、きょうの天気やコンディションを見てメンバーを決めました。チーム的には去年よりも層が少しずつ厚くなってきているのかなと思います。

――4年生を使わなかったのは、条件がよかったからということですか

そうですね。練習でもスピード練習になると1年生が前に来ているので、スプリント勝負になったときに、4年生は安定しているんですけどスプリントは足りないところがあったので、1年生で行こうということにしました。

――結果に関しては思惑どおりといったところでしょうか

いや、半澤(黎斗、スポ2=福島・学法石川)で少しつまづいてしまったところがあって……。そこは予想外でしたが、それ以外はだいたい予想どおりで、予想以上に下級生、特に1年生ががんばってくれました。

――レースに関しては選手各々で組み立てている印象がありました

個別にレースの流れに関しては指示をしていました。中谷(雄飛、スポ2=長野・佐久長聖)に関しては4組ではない時点で、攻めていくことは言っていました。体調がまだ戻りきっていなくて失速してしまった部分は本人も私も誤算でしたけど、追いつかれてからよく粘ってくれたと思いますし、今回は非常に悔しい経験をしたと思うので、このレースをきっかけにして飛躍してもらいたいと思います。

――3組目が終わった時点での監督の心境は

しっかりと自分たちのレースをすれば落ちることはないだろうと思っていました。ただ何番になるかは僅差だったので、やはり油断はできないなと思っていました。それでも4組目の二人(千明龍之佑、太田智樹駅伝主将)は信頼していたのでそこは通るとは思っていました。

――そんなにハラハラというのはありませんでしたか

いやハラハラはしました(笑)。本当は3組で攻めてもう少し良い位置にいるつもりだったので、3組が終わった時点でちょっと苦しかった部分はありますね。

――3位の結果については

(予選を)通れたことは大きいですしそこは感謝していますけど、トップ通過を狙った中での3位ですし、前の明大や東京国際大との差を考えると、これはうかうかしていられないなと。本戦に向けてもう一度がんばり直さないといけないと思います。

――今大会を終えて

私以外は誰も経験者がいなくて、8人中6人が1、2年生という若いチームが、この予選会でミスをカバーして通ったのはチームにとってすごく大きな経験値になったと思うので、秋の駅伝に向けては明るい材料もあったし、課題もたくさん見つかったのでそれを夏合宿で埋めていければと思います。

――課題というのは

やはり取りこぼしてはいけないよ、ということで。うちにはスーパーエースがいないので、『全員駅伝』で全員が1秒を大切にするというレースで、半澤が関カレの1500メートルから距離を伸ばしてくれたのは助かった部分もありますし、ただ出た以上は最低限の仕事をするというところに届かなかったところは残念でした。

――駅伝シーズンに向けて何かかたちは見えてきましたか

いや、まだですね。夏で変わるので。きょうの結果を受けてどういう夏合宿を送るかというのが一番重要だと思っていて、きょうの状態のまま秋を迎えると戦えないことがはっきりしたので、まだまだ課題が山積みですね。

太田智樹駅伝主将(スポ4=静岡・浜松日体)

――3組目までの総合結果が5位でした。どのような気持ちでスタートされましたか

正直ギリギリで、自分と千明(龍之佑、スポ2=群馬・東農大二)が失敗できない状況だったのでプレッシャー等はありましたが、自分の走りをすれば大丈夫だと思って走り始めました。

――レースプランは決めていましたか

留学生がどうでるのかわからなかったのですが、ある程度上位で進めないとなと思って、最低でも日本人集団の中でしっかり走ろうと思っていました。

――実際のレースは振り返っていかがでしょうか

一度留学生についていったところで、「ちょっとペースが速い」と思って離れてしまったのですが、そのあとはしっかり粘れたと思います。でもラストで明大の2人と東京国際大の伊藤(達彦)など、上のチームの選手に負けてしまったところは少し反省しないといけないと思います。

――留学生についていった時のお気持ちは

ここでいかないといけないと思ったのですが、思ったより速かったなという感じですね。

――ラスト1周に差し掛かる時に後ろの千明選手を確認しているように見えました

自分もキツかったのですが、後ろに千明がいてくれたので安心して走れたし、いてくれたことでレースというより練習だと思って気楽に走れました。

――3位通過というチームの結果はどのように捉えていらっしゃいますか

上の2つのチームを見ると大差で負けてしまったのでこのままでは本戦は戦えないかなと思います。もう一度危機感等を持って、いろいろ反省をして、夏合宿で課題を克服していければなと思います。

――現時点の課題は何でしょうか

走った8人のうち6人が下級生だったので、まずはチームとして上級生がもう少ししっかりしないといけないですね。下級生も下級生で、全日本(全日本大学駅伝対校選手権)や箱根(東京箱根間往復大学駅伝競走)になると10キロ以上の距離になるので、きょう走らなかったメンバーも含めて、後半のスタミナなどもしっかりつけていかないといけないと思います。

――次のレースの予定は決まっていますか

ホクレン(ホクレン・ディスタンスチャレンジ)で、5000メートルを走る予定です。全カレ(日本学生対校選手権)の標準記録を切れていないので、まずはそこを最低限に、自己ベストでシーズンを締められたらなと思います。

吉田匠(スポ3=京都・洛南)

――1組目を終えて全体順位が8位の中でのレースとなりましたが、その部分について振り返ってもらってもいいですか

今回のレースはトップを目指していく中でのレースになって、1組目の遅れを見て、正直自分の中で焦っている部分がありました。(同組には)1年生もいたので、焦らずしっかりと落ち着いていこうと口にはしていました。焦りが途中で出てしまい、その結果が途中で前に出てしまい、後半に順位を下げてしまうという結果につながってしまいました。

――1組目を終えて、監督やコーチ陣からの指示はありましたか

それは言われたのですが、当初の予定と一緒です。最初の5000メートル辺りまでは周りの力を使って、自分の力を使わずに力を溜めて。5000メートルを過ぎてから後半の3000メートル辺りで前に出て勝負を仕掛けるという指示は出ていました。

――3000メートルを過ぎた辺りで、先頭に立とうと思った要因はどこですか

3000メートルを過ぎて、最初の1000メートルが遅かったものの、1000メートルから2000メートルでペースが上がって、3000メートルを過ぎてからまたペースが落ちたように感じて。実際タイム見てても落ちていて、後ろの集団を離して前の方でレースしないと1組目の遅れが取り返せないかなと感じ、前に出ました。

――8000メートルで第一集団と第二集団がはっきりと分かれましたが、その部分についてお願いします

途中で腹が痛くなるなど差し込みがきてしまって、腹の痛みに耐えることができず、ペースがずるずると落ちました。前には付いていきたかったのですが、完全に力不足でした。離れてしまったので、それが実力なのかなと思います。

――鈴木創士選手(スポ1=静岡・浜松日体)の活躍もあり、チームは2組目を終えて6位まで順位が上がりましたが、その部分については

そこは本当に1年生の鈴木(創士、スポ1=静岡・浜松日体)に助けられた部分があって、本来なら自分がその立場を担わないといけないところがあって。その部分で1年生に任してしまい、自分自身は勝手な行動をして、勝手に離れていくという結果になってしまったので、個人として悔しいのは当然として、チームに迷惑をかけてしまったのが凄い反省点です。

――トラックシーズンは1万メートルを走ってないですが、その部分で調整はどうでしたか

この時期に1万メートルを走ることが初めてで、これまで3000メートル障害を3年間やってきていて。1万メートルも2本しか走っていない状況で、どうすればいいのか分からない部分が多くて、距離を積めばいいのか、どういう練習をすればいいのかという中での今回の試合になりました。自分の中では、自信を持ってスタートラインに立てたのですが、まだまだ力不足であったという部分と、3000メートル障害という距離の短い種目からの移行ができきれていなかったのかなと、レースが終わってから感じます。

――最終的に、チームは3位で全日本駅伝の切符をつかみましたが

最低限の目標である予選を突破することができたことはうれしいことですし良かったとは思うのですが、あくまで自分たちが目指してるのは本戦出場ではなく1位通過だったので、そことはかけ離れた結果になってしまったので、自分がしっかり走れたという大会だったら、まだ納得できたのかも知らないのですが、自分が足を引っ張る結果になってしまったのは悔しいですし、チームには迷惑をかけたので次の本戦までには残り時間があるので夏合宿を通して、次の本戦では強くなって帰ってこれるようにと思いました。

――最後に、ご自身の課題や今後の目標をお願いします

今の自分自身の課題としては距離への対応、走力面で長い距離はまだまだ足りていないと思うので、3000メートル障害で悪くない結果で、そこそこの結果が出ていた部分の安心ではないですが、しっかりと力が付いていると誤解していて、本当に力不足を感じました。自分の課題として、長い距離の対応で今後の合宿で課題を克服する機会が出てくると思うので、駅伝シーズンには3000メートル障害だけでなくロードでも走れるんだというところを見せられるようにと思います。

千明龍之佑(スポ2=群馬・東農大二)

――冬季練習が明けて、春のシーズンインからここまでの調子はいかがでしたか

箱根(東京箱根間往復大学駅伝)が終わってから左脚の肉離れの大きなけがをしてしまって、3月まで走れずにいました。3月の鴨川合宿からは走れてはいたんですけど、鴨川合宿の最終日にまた腸脛靭帯を痛めてしまってそこでまた1、2カ月を駄目にしてしまいました。関カレ(関東学生対校選手権)にも間に合わなかったし、春先はトラックレースに何も出ることができずに、ここまで記録会の5000メートル1本だけで、この予選会を迎えたので不安も大きかったんですけど、チームの状況的にも僕が行かないといけない部分もありましたし、4組目で勝負する人がいないという事態だったので僕が急ピッチで合わせて、調子もよくなっていたので、ここまでの準備としてはいい準備をして臨むことができました。

――目標タイムは設定されていましたか

29分10秒の自己ベストを更新したいというのは第一にあって、それをベースに考えてきました。外国人が前に出て日本人と外国人が分かれると予想してたので、日本人の集団の中で自己ベストが見えるタイムで走ろうというのは決めていました。あと、太田智樹さん(スポ4=静岡・浜松日体)と話し合って3組目時点でギリギリのラインで僕たちで頑張らないといけない状況だったので、「二人で日本人トップを狙おう」と話していました。

――日本人の集団に付いている際は余裕はあったのでしょうか

3000メートルまで集団に外国人が含まれていたと思うので、そこまではきつくてこれはだめかなと思ったんですけど、日本人集団になってからは休むことができたので、7000メートルあたりまでは比較的楽に進めることができました。

――終盤は集団のペースが上がることも多かったですが、そこに付いていくことができた要因はありますか

集団の一番後ろだったので何度も離れかけてはいたんですけど、その度に太田智樹さんが僕のことを気づかってくれて毎周毎周気にかけてくれていたので、ここは離れるわけにはいかないという気持ちで。智樹さんがいたから頑張れました。

――結果として自己記録更新となりましたが、どのように感じていますか

ラスト1周でもしかしたら28分台が出るというのはわかったので、ラスト1周頑張って28分台を狙ったんですけど29分3秒ということで、1秒を大切にできなかったし、自己ベストは出たんですけど29分と28分では意味も違ってくるので、自己ベストというのは置いておいて悔しい結果ですね。

――今回、収穫になった部分はありますか

1万メートルは今回が2回目で、1回目は練習のような1万メートルを早大競技会で走ったので、今回は大会さながらのレースということで全カレ(全日本学生対校選手権)に向けたいいイメージも持てましたし、勝負のレースを経験することができました。今回はこれで最低限よかったんですけど、順位は12位だったので、それだと全カレでは入賞できません。全カレでは8位以内じゃないと評価されないですし意味がないので、今回は今回の結果でしっかり受け止めて。全カレは1万メートルで狙っていく予定なので、そこでは今回果たせなかった8位以内入賞を掲げていきたいと思います。

――今回、早大は3位で予選通過となりましたが、どのように感じていますか

目標としていたのはトップ通過だったので、1、2組目で思うようにいかない部分も多くありましたし、予想外のことも起きたのでチームとしては100点の結果ではなかったんですけど、まずは3位という結果で通過できたのは安心していいことだと思うので、みんなで僕たちがやってきたことは間違ってなかったというのをしっかり共有して、その中でも改善点が多く出たのでそれを少しずつつぶしていく必要があると思います。ここに向かうにあたって雰囲気もどんどん良くなってきていたのを肌で実感してますし、強い1年生が入ってきて僕たち上級生もいい練習を積むことができたので、今回の結果につながったのはチーム全員の力なんじゃないかなと思います。

――今後の課題や伸ばしていきたいところをお聞かせください

今回粘り強く集団に付くことはできたんですけど、やっぱりここぞというところで置いていかれてしまったり勝ちに行くレースをすることができなかったので、ラストの切り替えだったりラスト絶対に負けないという気持ちがまだ足りないかなとこのレースを通して感じました。最後は気持ちの部分で勝敗がつく種目だと思うので、練習や生活面をしっかり見直して気持ちで折れない、強い気持ちを課題として取り組んでいきたいなと思います。

中谷雄飛(スポ2=長野・佐久長聖)

――きょうのレースに向けて調子はいかがでしたか

きょうもやるべきことはしっかりとやってきましたが中々調子も上がらずに昨年のような状態で、今回のレースに臨むことになりました。レースプランも(1キロを)2分55秒でひたすら押していこうと考えていましたが、それが全然できず厳しいレースになってしまいました。

――いつ頃から調子の悪さを感じていましたか

関カレ(関東学生対校選手権)もそうですしGGN(ゴールデンゲームズinのべおか)もそうだったのですが思ったように走れなくて、連戦になってしまい練習をしっかりと積むことができていなかったので仕方ない部分もあったとは思うのですが、今回に関してはある程度練習を積んでから臨んだレースでこれだったので、なんというか残念です。練習では段々と状態が上がってきている感じはあったのでそれだけに試合でこのようになってしまったのが自分でまだ原因が分かっていない状況で、悔しいところです。

――4組目ではなく3組目での出走となりました

関東インカレ終わってかなり調子も悪くてそこから後3週間でどこまでいけるかという状況で、4組目で走るのは少し厳しいかなと感じていて監督(相楽豊駅伝監督、平15人卒=福島・安積)にも伝えていましたし3組目で自分のリズムで組み立てるレースも一度やっておきたいと思ったので3組目で出場することになりました。

――監督からはどのような指示がありましたか

監督に言っていたのは自分のペースでひたすら押していくレースをしたいと言っていたので、監督からも自分のリズムで走れるようにという指示を頂きました。

――序盤はその自分のリズムで走れていたように感じました

そうですね、走り始めは良いリズムで走れていたのですが4000メートル付近でスタミナの面で厳しくなってしまって、6000メートル付近からレース後半にかけて追いつかれてしまって精神的にも苦しくなってこのままでは厳しいなと思っていました。

――後ろから集団に吸収されてからはいかがでしたか

そうですね、かなりキツかったのですがここで落ちるとチーム的に苦しくなってしまうことがわかっていたのでなんとか行けるところまでは先頭集団に食らい付いていくことだけを考えていました。

――その中でもスパートにはキレがありました

ラスト1周に関してはいつも力を出し切る練習をしていたのでその成果は出せたとは思うのですが、本来であればそこまでにもう少し速いペースで走っていなければいけないし、その上であのスパートをすることが理想的なので物足りない感じはしています。

――ご自身の結果、内容について物足りなさを感じているのでしょうか

そうですね、それもありますしこの結果は自分の現時点での実力だと思います。周りからも物足りない結果として捉えられるとは思うのですが自分としてはこれが出せる全ての力でしたし、現状の力を改めて認識させられたようなレースでした。このような調子になっているので、昨年のように後半にかけて調子を上げていかなければいけないと思います。今は個人としてかなり苦しい時期ですがしっかり練習して力をつけていきたいと思っています。

――調子を昨年のように戻していくためにどのような練習計画をしていますか

来週の練習は疲労を見てということにはなると思うのですが、再来週からはしっかりと練習を積んで、授業が終われば夏には合宿もあるので質、量ともに充実した練習をしたいと思っています。

――ホクレン・ディスタンスチャレンジ等のレースは考えていますか

4戦目、5戦目の3000メートルと5000メートルを予定していて中4日ないので2本をしっかり走れるようにということを監督から言われています。そこまでにその2本をしっかり走れるような体にしていかないといけないと思っています。大きな試合が終わって目標を見失いがちになる時期なのでまずはそこで、3000メートルは自己記録、5000メートルでは最低でも13分台を出せるように、まずはそこを目標にしてやっていきたいと思います。時間もないのでどこまでできるかはわかりませんが、今後につながるレースにしたいと思っています。

半澤黎斗(スポ2=福島・学法石川)

――関東学生対校選手権(関カレ) から1ヶ月経ちました。どのような練習をされてきましたか

間を入れずに2週間半くらいは量を多めに、距離を踏んで予選会に向けて練習をしました。

――1万メートルに不安はありましたか

今シーズンは5000メートルもまだ一本も走っていなかったので、距離への不安は少なからずありましたが、そういうことを思っていてもしょうがないので、チームの代表に選ばれたということだけを考えていました。だからあまり不安には感じなかったです。

――きょうまでの調子はいかがでしたか

練習も順調にできていて、調子自体は良かったかなという感じだったのですが、いざレースになると練習不足で、まだ対応できていなかったかなと思います。

――レースプランを教えていただけますか

きのうの時点で明治大学の阿部さん(弘輝)がエントリーされていたのでハイペースになるかなと思っていたのですが、思っていた以上に一人で行ったので(ハイペースにはなりませんでした)。プランとしてはあまり考えずに流れで、レースに入ってから考えようと思っていました。前半あまり力を使わずに、後半自分の得意なペースに持ち込めればいいのかなと思って走っていました。

――ラスト3000メートルで集団のペースが上がりました

レース前の話でも相楽さん(豊駅伝監督、平15人卒=福島・安積)からラスト3000メートルがカギになると言われてたので準備はしていたのですが、思っていた以上に前(前半)のゆっくりなペースに体がはまってしまっていて、体自体はそんなにきつくはなかったのですが、行こうと思った時になかなか行けなくて力が入ってしまいました。

――7000メートルからはかなり苦しそうでした

離れてしまった焦りで力が入ってしまって、追い付こうと思っていたのですが、焦りから走りがばらばらになってしまいました。

――ご自身の結果を受けていかがですか

チームとしては3位通過できたのでよかったと思うのですが、全体を見てみれば1組目の僕の失速以外は全員が上手くまとめられていて、チームの中の自分がしなきゃいけなかった…、スタートを上手く切らなきゃいけなかったという部分では(できなかったので)すごく悔しいです。1500メートルをやっていたというのを言い訳にはしたくないので、単に実力不足かなと思います。

――今後強化していきたい点を教えてください

ここから1本か2本くらい北海道のレース(ホクレン・ディスタンスチャレンジ)に出る予定なのですが、今の調子では少し(出場するよりも)練習したほうがいいかなという感じです。これから秋の駅伝シーズンに入っていくので、みんなより先に距離を踏んで、距離に対応していきたいです。ですが、その中でも自分の自信を持っているスピードだけはなくさないように練習していきたいなと思います。

井川龍人(スポ1=熊本・九州学院)

――きょうの調子はいかがでしたか

1週間ちょっと前にまた脚に違和感が続きました。それで練習も少し離れたので、どうかな、と思っていたのですが、この一週間はしっかり走ることができたので、関カレ(関東学生対校選手権)の時よりはしっかりと走ることができたのかな、と思います。

――万全のコンディションではなかったということですね

そうですね、はい。

――事前のレースプランというのは、終盤に上げていくというものだったのでしょうか

中谷さん(雄飛、スポ2=長野・佐久長聖)が前に出るということは分かっていました。それに無理に付いて行かずに、一つ後ろの集団の自分の走りやすいところでずっと溜めて走るというプランでした。

――相楽豊駅伝監督(平15人卒=福島・安積)からは事前に何かお話はありましたか

今言ったことと同じです。中谷さんが出るかもしれないけど、しっかりと後ろの集団に付いて行って、ラストでなるべく前に行く、ということを言われていました。

――きょうは全日本出場の懸かった大事なレースでした。その点はいかがでしたか

トラックの1万メートルというのは初めてで。結構プレッシャーのかかるレースでしたが、それなりの仕事はできたのかな、と思います。

――お話にもあった通り、ご自身初の一万メートルのレースでした。長い距離に対してはどう感じられていますか

5000メートルや1500メートルなどより、長い距離の方が正直好きです。ラスト4周で(ペースを)上げられるまではとても楽に走れていました。ペース変化に対応できるスピードと体力というのが今後の課題だと思いました。

――終盤にスパートをかけられた時はいかがでしたか

あのまま(上がる前)のペースで行ってもらっていたら、ラスト3周か2周で自分で出てレースをつくろうと考えていました。ですが、イメージより先にペースが上がってしまったので、そこで少し気持ちが引いてしまいました。それが反省点かな、と思います。

――最後数周というのは苦しかったのでしょうか

苦しかったです。

――レース(3組)前の早大の合計タイムは全体の6番目でした

(通過圏内の5位前後)ギリギリでずっと言っていました。(自分のレースの)最後、気持ちが切れそうになったりしたのですが、やはり大事な本戦(全日本)の懸かった試合だったので、しっかり集中力を切らさずに、少しでも前に行く、という気持ちで頑張りました。

――きょうのご自身のタイムについてはいかがですか

本当だったら29分前半で走りたかったです。29分42秒で走って、やはりまだまだだな、と感じました。

――具体的な目標タイムなどはありましたか

1年生のうちに28分台で走るということが目標です。なので、きょうは初のレースでしたが、29分30秒を切るくらいのタイムでとりあえずは走りたいと思っていました。

――3組10着という順位についてはいかがですか

最低10位というのが目標で、良くて5位以内に入りたいと思っていました。最低ラインはクリアできましたが、やはり悔しかったです。

――それは個人として決められていた目標でしょうか。相楽駅伝監督から言われていた目標でしょうか

だいたい(どのレースでも全員が)10位までに入っていたら、本戦に進めるギリギリラインで、5位以内で全員が走れば1位通過のできるだいたいのラインだと言われていました。なので、そこを目指していました。

――きょうの早大の結果をどう感じられていますか

途中、(通過圏内の)5位以下に落ちてはらはらする場面もありましたが、最終組の太田さん(智樹駅伝主将、スポ4=静岡・浜松日体)や千明さん(龍之佑、スポ2=群馬・東農大二)が最後しっかりとまとめてくれたので、そういうレースができることを目指して。まだ色々と課題はあるので、夏合宿を乗り越えて、本戦で3位以内を取れるようにみんなで頑張りたいと思います。

――最後に個人的な今後の目標を教えてください

夏はしっかりと走りこめるいい機会だと思います。これから夏が過ぎたら駅伝シーズンになり、10キロ以上や箱根(東京箱根間往復大学駅伝)やハーフマラソンなどの長い距離のレースも出てくるので、しっかりと走れる体づくりと体力を付けていきたいと思っています。

小指卓也(スポ1=福島・学法石川)

――全日本大学駅伝対校選手権(全日本)の出場を決められて、今の率直なお気持ちは

チームでトップ通過を目標にしていたので、通過して喜びというよりはホッとしている気持ちです。僕が1組目で走って、良くも悪くもという順位だったので、あまり喜べない部分というのが個人的にはあります。

――コンディションはいかがでしたか

僕はあまり暑さに強いイメージがなかったので、涼しい中で走れて自信を持って走ることができたんですけど、思ったよりペースも上がらずほぼ一定だったので、ただただ粘るレースだと走りながらもひたすら自分に鞭打って走っていました。

――レースプランは

深く考えずに、レースがどうなるかわからないので、自分を追い込んで臨機応変にしっかり先頭の様子を見て、前に少しずつ順位を上げられたらなと思っていました。

――監督から何か指示はありましたか

前半はあまり足を使わず付いていって、後半出られそうなところで自分の好きにしていいよと言われました。言われた通りに自分のタイミングで出ることはできなかったんですけど、粘るところまではなんとか粘れたと思います。

――実際はどのくらいのタイミングで出ようと考えていましたか

余裕だったらラスト2キロくらいで徐々にペースを上げようと思っていたんですけど、余裕がなかったです。

――前半は後方でレースが進みました

少し後ろすぎるな、まずいなと思いながら、それはそれで落ち着いて走れたと思います。

――8000メートルあたりで順位を上げられました

順位を上げた部分は良かったんですけど、少し足を使いすぎてしまって、ラスト1000メートルからの第2集団の先頭争いに加わることができなかったので、もう少し頭を使った走りができたらいいなと思います。

――ご自身の走りや、タイムに納得はされていますか

納得せずに、これからさらにタイムや強さを証明できたらと思います。

――今後の目標をお願いします

全日本出場を決めたということで予選会を走ったメンバーでもあるので、しっかり本戦も走って区間上位を取れるようしたいです。これから夏合宿も始まるので、上級生や、2年生がかなり強いので先輩についていって、あるいはちゃんと食っていけるような練習やレースをしていきたいです。

――具体的に強化したい点は

まだスタミナの部分で不安があって。きょうは10キロだったのでなんとかなったんですが、それ以上になるとペースがかなり落ちてしまうかもしれないという恐怖があるので、夏合宿で距離とスピードの持久力もつけていきたいと思っています。

鈴木創士(スポ1=静岡・浜松日体)

――第1組の結果を受けてどのような心境で臨まれたか

そうですね。そんなに宿命というものは気にせず行こうっていう話を同じ組の吉田さん(匠、スポ3=京都・洛南)と話して、自分たちのペースをすれば、しっかりとした結果が出てくるからっていうことで。それでレースに臨ませていただきました。

――きょうの調子はいかがでしたか

そうですね。まあまあというか。まあそこまで良いわけでも、悪いわけでもなくという調子でした。

――きょうのレースプランを教えてください

そうですね。レースが動く5000メートル、6000メートルまでは集団の中で力を温存して、徐々にだんだん前の方にいって、最後、先頭集団で1着争いをして、しっかり残り600メートルで出るっていうことは自分の中で決めていたので、レースプラン通りにレースが出来たかなって思います。

――序盤からインコースを走られていて、良い位置取りだと思ったのですがいかがでしたか

体力を温存するっていう、脚を使わない面では良かったと思います。

――きょうの結果についてどう捉えていますか

そうですね。しっかり組1着で来られたことは、後々チームの良い流れにつながったと思うので、そこの点では良かったと思います。ただ、3組目、4組目を見て、同じ1年生である井川(龍人、スポ1=熊本・九州学院)がもっと速いタイムで走っていたことや4組目で、千明さん(龍之佑、スポ1=群馬・東農大二)と太田智樹さん(駅伝主将、スポ4=静岡・浜松日体)がしっかり28分台を狙えるようなペースで走ってきたことは、(自分にとって)まだまだの所があるなと感じています。

――きょうのチームの結果についてどう捉えていますか

そうですね。チームとしてはトップ通過を狙っていましたが、そこに関しては明大と東京国際大にタイム差を離されて3着だったので、本戦でしっかり勝てれば良いかなと思います。

――今後に向けて目標をお願いします

そうですね。あと1回トラックレースがあって、その後夏合宿に挑むので、これから駅伝シーズンに向かうに連れて、高校生の時に走れなかった20キロという距離に挑戦していかないといけないと思っているので、そこに対応できるように、脚作りなど、チーム内で切磋琢磨出来たらというふうに思います。