F1フランスGPの金曜(21日)、前戦カナダでフェラーリのセバスチャン・ベッテルが5秒加算の罰則を受けて優勝を逃した件について、チーム側からの新証拠材料を示してのプレゼンテーションに対し、スチュワード側がその内容を「影響しない」というかたちで「判断」した。

6月9日のF1カナダGP決勝でベッテルは首位走行中にコースアウトを喫し、コース復帰する際に危険な戻り方をして2番手ルイス・ハミルトン(メルセデス)の進路を妨げることになったとされ、レース中に5秒加算のペナルティ裁定を受けた。

レースはベッテル、ハミルトンの順で僅差のゴールを迎える(ハミルトンがオーバーテイクをあきらめたようには思えなかったが、もしかすると、無理してまで抜く必要はなくなった、という意識もあったかもしれない)。そしてベッテルへの5秒加算によって、ハミルトンが優勝、ベッテルは2位という決着に。

これを不服とするフェラーリ側は、新たな証拠材料を示してのプレゼンテーション機会を次戦フランスGPで得たのだが、それを受けたスチュワード側がその内容に対し「特に重要性と関連性を認めない(裁定に影響するものではない)」との判断を下したもの。

ベッテルは「カナダの件に関しては、我々はスチュワードのレース中の判断に納得できなかった。今回この件が進展しなかったことも残念だ」との旨をコメントしている。

フェラーリはカナダGPの前まで、今季開幕からメルセデスに6連勝されていた。そして第7戦カナダで今季初めてベッテルが先頭ゴールを果たしたものの、結果はやはりメルセデスの優勝となり、7連勝を許すことに。およそ2週間の“粘闘”を経ても、その結果は覆らなかったことになる。