芝シーズンに入り、現在世界6位のステファノス・チチパス(ギリシャ)は「いつもトリッキーだ」と調整の難しさについてコメント。チチパス自身、芝コートにフィットしきれていないとの見解を明かした。チチ…

芝シーズンに入り、現在世界6位のステファノス・チチパス(ギリシャ)は「いつもトリッキーだ」と調整の難しさについてコメント。チチパス自身、芝コートにフィットしきれていないとの見解を明かした。

チチパスは注目の若手選手の一人で、今年「ATP250 エストリル」、「ATP250 マルセイユ」の2大会で優勝。「ATP1000 マドリード」と「ATP500 ドバイ」でも準優勝するなど、結果も残してきている。

ただ、チチパスは今のところ、芝コートでの自身プレーに満足していないようだ。ATP(男子プロテニス協会)によると、同選手はツアーを通じて取り組むさまざまな種類のコートへの調整については「いつもトリッキーだ」とした上で、「芝の上で感じなければならないこと全てを感じ取れてはいない」と話し、調整に残る課題を明かした。

併せて、チチパス自身によれば、およそ1年間プレーしていなかった芝コートへの調整を終えるにはまだしばらくかかるかもしれないという。

また、芝コートに合わせるために、「クリーンにプレーしネットに出なければならない。ボールにスピンをかけたり、オープンコートを作るのではなく、低い姿勢をとり、ネットにつき、良いサーブを打たなければならない」と芝コートでのプレーについて語った。

チチパスは現在、2019年シーズンの最後の大会でロンドンのO2アリーナで開催される「Nitto ATPファイナルズ」への出場権を巡る「レース・トゥ・ロンドン」で5位。6位の錦織圭(日本/日清食品)を1,230ポイントリードしており、出場圏内につけている。

「11月にロンドンのO2アリーナでプレーしたい」とも言及しており、意欲も十分だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP250 スヘルトーヘンボス」でのチチパス

(Photo by Peter Lous/Soccrates/Getty Images)