世界12位のフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)は、女子テニス界について「成長しつつあると思います」と語っているとTennis World USAが報じている。デル ポトロは「僕た…

世界12位のフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)は、女子テニス界について「成長しつつあると思います」と語っているとTennis World USAが報じている。

デル ポトロは「僕たちがトーナメントを彼女たちと一緒にできるのはとても良いことだと思います」と続けてコメントしている。

「彼女たちのテニスに対する努力はよくわかっていますし、彼女たちの情熱は信じられないほど。テニスがさらに成長していくために僕たちに何かできることがあるなら、合同トーナメントは良いことですよね」

現在はグランドスラムの4大会や、「BNPパリバ・オープン」、「マイアミ・オープン」、「ムトゥア マドリード・オープン」をはじめ、男女共催の大会は少なくない。ただ、その全てが最初から男女共催だったわけではない。

さらにデル ポトロは、自国の女子選手について「戦い続けてほしいです。僕たちの国では女性たちは多くの問題に対処しなければなりません。女性たちは団結して強くあらねばならないし、僕たちとしては彼女たちが当然の権利であるべきものを手に入れられるよう、支援したいと思います」とエールを贈っている。

実際、男子は「全米オープン」優勝の経験を持つデル ポトロをはじめ、世界22位のギド・ペラ(アルゼンチン)、世界23位のディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)ら6人のアルゼンチン選手が、トップ100に名を連ねる。しかし、女子ではトップ100は0人、トップ200まで見ても世界191位のパウラ・オルマチェア(アルゼンチン)のみとなっている。

そのデル ポトロは、6月17日より開幕する「ATP500 ロンドン」に第3シードで出場予定。1回戦でデニス・シャポバロフ(カナダ)と対戦する。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP500 ロンドン」会場で練習するデル ポトロ

(Photo by Alex Morton/Getty Images for LTA)