6月14日(日本時間、15日昼前)にニューヨーク(NY)のマディソン・スクエア・ガーデン(MSG)で行われるベラトール・バンタム級タイトルマッチ(Bellator222)で、同王者のダリオン・コールドウェルと対戦する総合格闘家の堀口恭司。試合当日となる現地時間の14日16時に、会場のMSGのケージをチェックした。


「思ったよりグリップがあるけど、濡れたら分からないので注意が必要ですね…」



 リングに上がる前は自身のUFC時代のケージを思い出して「UFCの角があるタイプと違って、ケージが丸いので、どんな感じか見てみたいですね」と語っていたが、終始リラックスした様子でリングチェックに取り組んだ。

 ケージの中では、打撃、レスリング、金網際での技など、約20分に渡ってチェックした。途中、2日前に行われた屋外での公開練習の際に、マットが黒色で高温になっていたため、同僚で練習パートナーのジョシュア・スミスが足裏を軽い火傷を負ったが、堀口本人は「特に気にならない」と万全のコンディションのようだった。

 初体験のベラトールのリングに「思ったよりグリップがあるけど、濡れたら分からないので注意が必要ですね…」と警戒したが、「RIZINのリングよりかなり広いので、(フットワークを使う事ができて)やりやすいと思います」と好感触を得た。

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師匠・マイクブラウンが試合前に「ファインプレー」


 堀口の試合は同日22時からスタートするメインカードの一つで、ベラトール運営本部からは20時に会場へ来るように案内があった。

 しかし、堀口が所属する「アメリカントップチーム(ATT)」のコーチでUFC等アメリカの各格闘技団体で活躍した百戦錬磨の名将・マイク・ブラウン氏がベラトールのスタッフ、慣習も熟知。

「恭司、先に行って会場をチェックしたいだろ?メインカードの前に試合をする選手達に紛れて16時に会場へ行っちゃおう。オレが何とかする」と先導。公式スケジュールにはなかったリングチェックを行う事ができ、初体験となるベラトールの丸いリングとマットの感触を確認する事ができた。

全米メディアも注目

 史上初の総合格闘技(MMA)の2団体のチャンピオンベルトを2つ同時に獲得できるか、アメリカの各メディアも注目しており、ほとんどの格闘技メディアが電子版で大きく紹介。中でも全米紙「USA TODAY」は電子版のみならず、写真入りで大きく紙面でも紹介する等、全米の注目も集まっている。


 二人が出場する「Bellator 222」は、6月14日(同15日午前)に行われ、日本ではDAZNが放送する。
http://bit.ly/2IdiudI

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[文/構成:ココカラネクスト編集部]