今回は、あんずについて書いていきたいと思います。あんずは、中国の原産のバラ科サクラ属の落葉高木、果樹として広く世界で栽…

 今回は、あんずについて書いていきたいと思います。



あんずは、中国の原産のバラ科サクラ属の落葉高木、果樹として広く世界で栽培されています。

別名:アプリコット。旬は6月~7月。

生食ができる種類もありますが、酸味が強い果物なので、干したものやシロップ漬けが中心となっています。

干しあんず

干しアンズは体を温める性質があり、毎日少しずつ食べると冷え性改善が期待できます。

また、内臓の機能低下や発熱による腫れを抑えたり、喉の渇きや切れにくい痰にも良いとされています。

種は漢方薬

種はキョウニン(杏仁)と呼ばれ、生薬として咳止めや痰を抑える効果があります。また、漢方処方にも用いられています。

・合わせて読みたい→
おからの驚くべき効果効能(https://cocokara-next.com/food_and_diet/effect-efficacy-surprising-okara-st/)

あんずの栄養、効果

・βカロテン

人参や南瓜でもお馴染みのβカロテンがあんずには豊富に含まれています。

βカロテンは体内に摂取されるとビタミンAへと変換されます。ビタミンAには免疫力を高める働きがあり、風邪やインフルエンザを始め、感染症予防に大きな期待ができます。

さらに美容面にも大きな効果を発揮するのです!ビタミンAには新しい皮膚を作り出す働きがあります。

古い肌や汚れが付着した皮膚となっているとニキビやシワ等の原因となります。

ビタミンAを摂取すると常に新しい皮膚へと変えてくれるため、美しい肌を維持する効果が期待できます。

・食物繊維

食物繊維には腸内環境の働きを整える働きがあります。

腸内環境の働きが活性化すると、便秘解消や代謝アップといった効果が期待できます。

さらに毒素や老廃物も一緒に排出する効果があり、高いアンチエイジング効果が期待できます。

・有機酸

あんずの特徴である酸味の主成分は、クエン酸やリンゴ酸といった有機酸です。

有機酸には殺菌作用があり、腸内にいる大腸菌・サルモネラ菌などの病原菌を殺菌して、腸内をクリーンな状態に保つ効果があります。

また、有機酸は脂肪酸からエネルギーを作り出し、疲労回復の効果もあります。

どちらの効果も私たちの日々の健康に関わるため、有機酸は重要な栄養です。

・カリウム

カリウムには体内中の水分量や塩分量を利尿作用や発汗にて調整する働きがあります。

体内中の水分量や塩分過多は浮腫みや高血圧の原因となります。

あんずにはカリウムが豊富に含まれているので、浮腫みや高血圧が気になる方にお勧めです。

・鉄

血液を作り出すのに欠かせない鉄があんずには豊富に含まれています。

特にドライあんずにすると約10倍にも増えるので、冷え性や貧血の悩みを抱える方にお勧めです。

・ギャバ

一時チョコレートで有名になったアミノ酸の一種のギャバですが、あんずの果肉にも含まれており、脳の血行を良くする作用が知られていますので、脳動脈硬化症Iこよるボケの予防の効果も十分に期待されます。

あんずを食べる時の注意点

沢山の栄養が含まれ、数多くの効能が期待できるあんずですが、食べ過ぎは弊害の原因ともなってしまいます。

まず、あんずには糖分である果糖が沢山含まれているので虫歯や肥満の原因となってしまいます。

特にドライあんずにすると糖分量が増えるので注意が必要です。

さらに食物繊維が豊富となっていますが、摂取過多は下痢の原因となってしまいます。

1日の適量

栄養が豊富でも食べ過ぎはよくないあんずですが、1日にどれくらい食べるのが適量なのかが知りたいですよね。

1日に食べるあんずの量は5個程となっていて、ドライあんずであれば2~3個程が適量です。

食べ過ぎには注意しましょう!

[文:meilong スタッフ]

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※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

meilong 院長・石川美絵(いしかわ・みえ)


資格
・鍼灸師(はり師・きゅう師)国家資格
・イタリアAISO認定 オリーブオイルソムリエ

所属学会
・日本刺絡学会
・健康美容鍼灸協会
・NPO法人全国鍼灸マッサージ協会
・日本伝統鍼灸学会
・東洋医学会
・不妊カウンセリング学会
・千葉大学医学部附属病院 和漢診療科 臨床研修生
・診療連携ネットワーク協会

対応言語 英語

プロフィール
大学では栄養学を学びテレビ局、IT企業、広告代理店などに勤務し、20代後半時の大きな人生の挫折から東洋医学の世界に出会う。鍼灸と漢方の奥深さに魅かれ鍼灸学校に入学し鍼灸師免許を取得。学生時代は40院の経営兼柔道整復師・鍼灸あん摩指圧マッサージ師でもある先生のアシスタントをし、国家資格取得後、北京中医薬大学卒でもある鍼灸30年の先生から技術を取得する。さらに美容鍼灸のパイオニアに師事し、世界で活躍する日本鍼灸の技術に刺激され研究を重ねる。さらに100件以上の治療院・クリニック・スパ・エステなどを周る。ホテル椿山荘の鍼灸治療施設「KENBITOKYO」、「東方健美」へ勤務した後、四谷に紹介制治療院Meilongを開業。
世に鍼灸を広めたくmeilong恵比寿院をオープン!

著書、出演
・DVD特効ツボ50連発 (医療情報研究所)
・第1回はりきゅうマッサージグランプリ パネリスト(北川毅氏、西田真医師、石川美絵)
・人材派遣会社willoneセミナーにて美容カッサ、美容経穴セミナー講師
・TBSテレビ「白熱ライブ ビビット」
・雑誌「anan」
・暮らしラボ 記事執筆

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