全日本学生個人ロードレース大会が群馬サイクルスポーツセンター(群馬CSC)にて行われた。群馬CSCは標高900メートルの山中にあり天候も急変しやすいコースだ。この群馬CSCの6キロメートルサーキットを、女子は15周し合計90キロメートル、男子は28周し合計168キロメートルの距離を走る。早大からは女子の部に池上あかり(スポ1=福岡・祐誠)が、男子の部に中川拳主将(スポ4=北海道・帯広三条)、小野寛斗(スポ3=神奈川・横浜)、片野陸(スポ3=長崎・鹿町工)、山本真寛(社3=青森・八戸工大第一)、河野翔輝(スポ2=奈良・榛生昇陽)、細田悠太(スポ1=鹿児島・南大隅)らが出走した。池上は学連女子選手の中で3位となり入賞を果たしたが、男子の部では小野が20位、河野が38位で完走を果たしたが、中川、片野、山本、細田はDNFとなった。

(記事 菅沼恒輝、写真 菅沼恒輝、加藤千咲)

結果

▽男子

小野寛斗 20位 4時間51分28秒 

河野翔輝 38位 4時間52分41秒

中川拳 DNF

片野陸 DNF

山本真寛 DNF

細田悠太 DNF

▽女子

池上あかり 4位 2時間49分35秒

コメント


中川拳主将(スポ4=北海道・帯広三条)

――レースを振り返って

 レースを半分ほど消化した80キロメートル地点で自転車が落車の影響で走行不能になってしまいました。そこから代車を受け取るまで時間がかかってしまい、代車で再び走りだしたものの、その周でタイムアウトになってしまいました。

――プランなど

 初めて走るコースでしたが、Jプロツアーなどではいつも集団スプリントになるため、集団優位なコースであろうと予測し、レース前半は集団で待機し、中盤以降に逃げが吸収された後の展開で動いていこうと考えていました。最後は少人数で抜け出してのスプリントか集団スプリントかのどちらかの展開で勝つイメージを持ってスタートラインに並びました。

――落車の影響について

 落車によってリアディレイラーが破損し、走行不能になってしまいました。それによってタイムアウトになってしまい、力を出し切る前にレースが終わってしまいました。

――課題や収穫など

 4年間で最後の個人戦ロード(全日本学生選手権個人ロードレース)で優勝を飾り、月末に控える全日本選手権に向けて良い流れを作るとともに、コンディションも上げられたらなと思っていました。しかし結果としては落車によって身体は負傷し、自転車も修理するまで乗れない状態になってしまい、コンディションを上げるほどの負荷をかける前にレースが終了してしまいと、何も得られませんでした。全日本選手権にコンディションを合わせられるよう、うまく修正して全日本選手権に臨みます。


小野寛斗(スポ3=神奈川・横浜)

――完走した感想は

 高校の時に何度か走った事があるコースで落車だけ気をつければ完走は必ず出来ると思っていました。また、スピードコースということもあり比較的楽なコースだったと思います。入賞が目標だったって事もあり残念なレースになってしまいました。

――レースを振り返って

 レースプランは後半に備えて脚を温存する予定でした。ですが前半の逃げにチームのメンバーが乗っていないことから逃げの展開になってしまいました。自分でも予想外の展開で焦りましたが上手く逃げをこなす事が出来たと思います。勝ち逃げに乗る脚があったのに乗れなかったのがなんとも言えません。ブリッジをする動きをしましたが有力選手が付いて来て集団も一緒に連れて来る展開だったので厳しい展開になってしまいました。それでも逃げに乗り終盤のアタック合戦にも参加し、集団でゴール出来たのは良かったと思います。

――プランなど

 コースが比較的緩やかでスプリントになる事を予想していたので後半に備える予定でした。最後の勝ち逃げやスプリントに備え展開して行くつもりでしたがそう上手くは行きませんでした。

――収穫や課題など

 収穫は自分が思った以上に動けていたことです。今回は役割が多すぎてゴールスプリントで集団に埋もれてしまいましたがレース内容は悪くなかったと思います。課題は状況判断です。入賞、優勝があったにもかかわらず逃してしまいました。この課題についてはレースをこなして行くしか無いと思います。 次は全日本選手権になります。まだ調子が良いという訳では無いのでまだ調子が上がって行くと思います。レース内容も重要ですが順位も狙っていきたいと思います。


片野陸(スポ3=長崎・鹿町工)

――レースを振り返って

 今回は風邪の治りかけということもあり自分の思うようなレースができずに、消極的な走りになってしまいました。

――プランなど

 自分の中では病み上がりだったので特にプランは無く、出来るとこまで付いていくことが目標でした。

――収穫や課題など

 今回は今年に入って初のロードレースで、内容は良くなかったが良い刺激になりました。後は、自分の体調管理が甘かったので今後は体調にも注意して大会に臨みたいです。


山本真寛(社3=青森・八戸工大第一)

――レースを振り返って

 スタート位置で後ろの方にいたため、序盤のペースがとても速く前に上がれずに最後尾で走っていました。4周回目くらいで集団のペースが少し落ち着き、下りで集団の右側に上手くスペースが出来たので加速して集団の先頭に出ることが出来ました。そこからはチームメイトとコミュニケーションを取りながら集団前方で展開することが出来ていたのですが、補給所での集団落車に私と拳さん(中川拳)が巻き込まれてしまい大きく遅れてしまいました。その後は拳さんに脚を使わせないように下りを踏み込んで、集団後方が登りに入るタイミングで合流することが出来ましたが、踏み込んだ直後だったため集団の登りのペースについていけずに離れてしまいました。

――プランなど

 序盤は私と細田が有力な大学の動きに反応し、他の選手は終盤に備えて集団で足を休めておくという作戦でした。

――落車の影響について

 前の選手に突っ込みましたが、幸いにも機材や体には支障はありませんでした。落車に拳さんと共に巻き込まれましたが、集団までできる限り足を使わせないように送り届けられて本当に良かったです。

――収穫や課題など

 序盤のハイペースで苦しめられたのでウォーミングアップは重要だと実感しました。しかしながら調子も上がってきているので体調管理や怪我をしないように気をつけながらトレーニングに励んでいきたいです。


河野翔輝(スポ2=奈良・榛生昇陽)

――完走した感想は

 全国規模のロードレースはこれが2回目で完走できるか不安だったのですが、完走できて一安心しています。今回のこの完走のおかげでトラックレースならもっと良い走りが出来ると思うのでその点では自信につながりました。

――レースを振り返って

 元々今日は中川主将を最後にリードアウトするプランでいたので序盤はとにかく集団の前の方で走り、前の選手のチェックは細田と山本先輩に任せる事ができたので、その分脚を溜めるという事に専念していました。ですが走り慣れていないロードレースで無駄な脚を使ってしまっていたのでそれが無ければ集団でゴールする事が出来たのかなと思いました。

――プランなど

 プランは中川主将は優勝狙いに、小野さんも逃げに乗れるなら乗り優勝を、他の山本さん片野さん細田で他大のアタックのチェックをし、僕が中川さんを最後にリードアウトするというプランで挑みました。

――収穫や課題など

 収穫はロードレースを完走できる脚があったという事です。課題は完走は出来たものの、それだけだったので前で勝負する力と走り方の改善です。


細田悠太(スポ1=鹿児島・南大隅)

――レースを振り返って

 今回のレースでは、悪天候と初めてのコースということで、しっかりと準備が必要でした。しかし、当番校ということもあり前日からコースのことをしっかりと学ぶことができました。当日は、朝から雨が降っており、気温が低かったのでウォームオイルなどの準備をしました。狭くて、テクニカルなコーナーがあるコースだったので前の方で展開することを心がけました。

――プランなど

 プラン的には、前半に自分と山本先輩のどちらかが逃げに乗る。そして、中川先輩たちに後半は任せるという形でした。

――収穫や課題など

 収穫としては、前半から積極的に動くことができアシストとしてチームメンバーのボトル補給などを行えたことは良かったです。課題としては、前半の逃げに乗る必要があったのに乗ることが出来ずに小野先輩に迷惑かけてしまったことです。自分のチームとしての、動きが出来なかったせいで、チームに迷惑をかけ、最低限の動きを行ったなかでも、完走することが出来なかったことは、課題になりました。


池上あかり(スポ1=福岡・祐誠)

――結果を受けて

 表彰台に乗ると思ってなかったので、素直に嬉しいです。

――レースを振り返って

 小雨がふったり、晴れたり、大雨が降ったりと天気の変化が激しいレースでした。90キロという長いレースを走るのはあまりなかったのでとても辛かったです。

――プランなど

 とにかく前の選手にちぎられないことだけを考えて走りました。

――収穫や課題など

 自分が表彰台に乗れたことはすごく自信になりました。課題としては、最後のゴールスプリントまで力を残せるようにしたいと思いました。