関東学生選手権シングルスの試合が行われた。明大からは26人が出場。そのうち、ベスト16に名乗りを上げたのは遠藤竜馬(商3=帝京)と出雲卓斗(政経2=遊学館)のみ。遠藤は準々決勝で早大の五十嵐に3-4で敗退。出雲はベスト4に進出…

  関東学生選手権シングルスの試合が行われた。明大からは26人が出場。そのうち、ベスト16に名乗りを上げたのは遠藤竜馬(商3=帝京)と出雲卓斗(政経2=遊学館)のみ。遠藤は準々決勝で早大の五十嵐に3-4で敗退。出雲はベスト4に進出したものの、同じく五十嵐に1-4で惜敗し決勝に駒を進めることはできなかった。

◆6・6~8 関東学生選手権(和光市総合体育館)

▼男子シングルス

出雲――ベスト4

遠藤――ベスト8

  

 出雲が粘り強さを見せた。6月7日にベスト16入りが確定し迎えた大会最終日。7回戦の相手は昨年の同大会で14位にランクインした硴塚将人(早大)。2-1で迎えた4ゲーム目では15-17の激闘を繰り広げたものの1ゲームを失う。しかし、5ゲーム目は攻めの卓球で、7点連続得点を挙げ、実力を見せつけた。勢いそのままに6ゲーム目も連取し、4-2で勝利。「やりづらい相手だったけど、向かっていく気持ちで勝てたと思う」(出雲)。らしさ全開の卓球で勝利をつかみ取った。

 迎えた準決勝の相手は早大エース・五十嵐史弥(早大)。高校の同級生同士ということもあり、絶対に負けられない戦いであった。しかし、終始流れをものにすることができず、3ゲームを連取され、後がない状況に。「受け身になったのが良くなかった」(出雲)。攻めの姿勢に切り替え、何とか4ゲーム目を巻き返す。しかしその後はミスを連発し、願いむなしく1-4で敗戦した。

 この結果に出雲は満足しない。「遠藤さんか自分が優勝するのが目標だった」(出雲)と、悔しさをにじませた。次に控えるのは昨年優勝を逃した団体インカレ。この悔しさを晴らすには、絶好の機会だ。必ず優勝し、グランドスラムを手にしてみせる。

[波木井里紗]