現地7日、米テキサス州の「テキサス・モータースピードウェイ」にて実施されたNTTインディカー・シリーズ第9戦の予選で、佐藤琢磨が今季2回目となるポールポジション獲得を成した。

全17戦の今季シリーズ、その折り返しポイントにあたるレースはこの時期恒例といえるテキサスでのオーバル戦だ。オーバルコースでの戦いは今季ここまでインディ500(シリーズ第6戦)のみで、シーズン2度目ということになる。

その予選で佐藤琢磨(#30 Rahal Letterman Lanigan Racing/ホンダ)が最速を記録した。2周連続のシングルカーアタックで平均速度220.250mph(約352km/h)をマークし、22台中1位、今季2回目のポールポジション獲得である。琢磨のポール獲得は優勝した第3戦以来6戦ぶりで、参戦10年目のインディカー・シリーズ通算では9回目、テキサス・モータースピードウェイでは初めて。

#30 佐藤琢磨のコメント
「チームに感謝したいですね。マシンに信じられないくらいのスピードを与えてくれました。ここはインディカー・シリーズを象徴するコースのひとつで、ここでポールを獲ることは夢に描いていたことでもありました。ここでのレースは最後まで誰が勝つか分からないところも特徴ですが、最前列から出られることは(序盤の混乱を避ける意味では比較的)安全ですし、レースを(ある程度まで)コントロールできることも大きいと思います。とにかくマシンが最高に良かった。チームのエンジニアリングサイドを讃えたいです」

予選2位には昨季シリーズ王者で前戦優勝のスコット・ディクソン(#9 Chip Ganassi Racing/ホンダ)がつけた。ホンダ勢が予選1~4位を占め、シボレー勢最上位は今季インディ500優勝者シモン・パジェノー(#22 Team Penske/シボレー)の5位。現在シリーズポイントリーダーのジョセフ・ニューガーデン(#2 Team Penske/シボレー)は7位。

予選下位からの挽回も充分に可能なコースであり、レースは別物と考えるべきところもあることは琢磨自身、指摘している。確かにそうだ。自身好調でポール発進でも、勝つのは容易なことではない。

しかし、琢磨のマシンは今回、ベーシックな部分でかなり良い仕上がりにあると思える。それがあれば、レースが混戦乱戦になった場合にもいろんな意味で切り抜けられる可能性は高まるはずだ。ここまでのレースウイークの流れから、決勝に向けての期待値にはポール獲得という字面以上の高さが感じられる今回でもある。

琢磨の今季2勝目実現とタイトル争い最前線への浮上(現在シリーズランキング5位)に大きな期待がかかることとなったテキサス・モータースピードウェイ戦、サタデーナイトレースの決勝は現地8日(日本時間9日)に実施される。

今季2回目となるポールポジションを獲得した#30 佐藤琢磨。《写真提供 INDYCAR》

今季2回目となるポールポジションを獲得した#30 佐藤琢磨。《写真提供 INDYCAR》

今季2回目となるポールポジションを獲得した#30 佐藤琢磨。《写真提供 INDYCAR》

今季2回目となるポールポジションを獲得した#30 佐藤琢磨。《写真提供 INDYCAR》

予選2位の#9 ディクソン。《写真提供 INDYCAR》

予選2位の#9 ディクソン。《写真提供 INDYCAR》

今年のインディ500優勝者 #22 パジェノーは予選5位。《写真提供 INDYCAR》

今年のインディ500優勝者 #22 パジェノーは予選5位。《写真提供 INDYCAR》

賑わうファンイベント。《写真提供 INDYCAR》

賑わうファンイベント。《写真提供 INDYCAR》

決勝レースでの好走も大いに期待される佐藤琢磨。《写真提供 INDYCAR》

決勝レースでの好走も大いに期待される佐藤琢磨。《写真提供 INDYCAR》