ヤクルト―オリックス1  3回オリックス1死一、三塁、ロメロが左越えに2打席連続本塁打となる逆転3ランを放つ=神宮【写真提供:共同通信社】■ロメロ(オリックス)○5-4vs東京ヤクルト(神宮)打撃成績/中本② 左本③ 左安 空三振 オリッ…

ヤクルト―オリックス1  3回オリックス1死一、三塁、ロメロが左越えに2打席連続本塁打となる逆転3ランを放つ=神宮【写真提供:共同通信社】


■ロメロ(オリックス)
○5-4vs東京ヤクルト(神宮)
打撃成績/中本② 左本③ 左安 空三振

 オリックスのロメロが8日の東京ヤクルト戦で2ラン&3ランの2打席連続本塁打を放ち、チームの全5打点を一人で叩き出した。

 まずは初回、2死から3番・吉田正尚が四球で出塁すると、東京ヤクルトの先発・ブキャナンのカウント2-2からの6球目、カットボールを捉えてバックスクリーン左へ放り込む5号2ラン。「完璧だったね。高めに浮いてきたカットボールをしっかりととらえることができたよ」と上機嫌で振り返ると、逆転を許した直後の3回表には、1死1、3塁の場面でブキャナンのチェンジアップをレフトスタンドへ。再び「完璧に捉えることができた」と自画自賛すると、「バッティングカウントだったし、甘いゾーンは積極的に打とうと思っていた。なんとか逆転することができてよかったよ」と振り返った。試合はそのまま5対4で勝利。2発5打点をマークしたロメロは、5回の第3打席でもヒットを放って猛打賞も記録した。

 来日3年目のスラッガー。今季は4月下旬に右内腹斜筋損傷で約1カ月の戦線離脱を強いられ、復帰した5月も12試合で打率.214、1本塁打、4打点と苦しんだ。しかし6月に入ると一気に調子を上げ、この日の活躍で6月は6試合で21打数9安打の打率.429、4本塁打、8打点と爆発。この4番の活躍でチームは3連勝。上位が混戦状態のパ・リーグの中で、最下位に取り残された形となっていたオリックスだったが、交流戦で浮上の気配。ロメロが、その原動力となりそうだ。