6月7~9日にかけて、群馬県嬬恋村を起点に開催される、アジア・パシフィックラリー(APRC)第3戦/日本スーパーラリーシリーズ(JSR)第2戦「MONTRE 2019」に、昨年の全日本ラリー選手権JN5王者の小濱勇希が参戦。小濱は藤田めぐみ…

6月7~9日にかけて、群馬県嬬恋村を起点に開催される、アジア・パシフィックラリー(APRC)第3戦/日本スーパーラリーシリーズ(JSR)第2戦「MONTRE 2019」に、昨年の全日本ラリー選手権JN5王者の小濱勇希が参戦。小濱は藤田めぐみとコンビを組み、マシンはTRDがプリペアしたトヨタ86をドライブする。

昨年の最終戦新城ラリー以来となる実戦を迎え、小濱はホッとした表情を見せた。
「今年も何とかラリーに出られればと思って、活動の方法を模索していました。ご協力頂いた企業や皆さんのお力もあって、全日本選手権ではなく、APRCで新たなチャレンジに挑めることになりました」

今回、トヨタ86をドライブする小濱だが、2016年シーズンは86の兄弟車「スバルBRZ」でJN2を戦っていた経験がある。
「FRでグラベルラリーの参戦経験は少ないのですが、ターマックではチャンピオン争いをした経験があるクルマです。今のところマシンに関して不安はあまりありません。どちらかというと、今回心配なのはステージのコンディションですね」

レッキを終えた小濱は、今回から新たに登場したステージ「MATSUSHIRO」を警戒する。
「今までのモントレーのよく知っている道は、いつも通りの状況でした。ただ、新しいステージは本当に荒れていました。スピード域は低いんですが、かなりガレていますし、落石も多い。リバースも含めて4回も走ることになるので、このラリーの勝負を決めるステージになると思います」

現時点で決まっているプログラムは、今回のモントレーと9月のラリー北海道となる。最後にこのラリーでの目標を聞いた。
「ドライバーとしても奮い立っているところです。まずは今回しっかりと走りきって、最終戦のラリーチャイナを目指したいです」