「全仏オープン」(フランス・パリ/5月26日~男子6月9日・女子8日/クレーコート)で、同大会では7年ぶりのベスト4進出を決めたロジャー・フェデラー(スイス)。準決勝では、長年の良きライバルで…

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月26日~男子6月9日・女子8日/クレーコート)で、同大会では7年ぶりのベスト4進出を決めたロジャー・フェデラー(スイス)。準決勝では、長年の良きライバルであり同大会11度優勝を誇るラファエル・ナダル(スペイン)と対戦する。

ATP(男子プロテニス協会)公式サイトによると、フェデラーはナダルとの対戦に向けて「(準決勝までに)2日あるのは良い事かな。1日だけよりも良い。全くないよりも良い。そういう意味では、もっと左利きの相手との練習、サーブの練習とかができることになる」と話した。

フェデラーとナダルの通算対戦成績は、フェデラーの15勝23敗。「全仏オープン」ではフェデラーの0勝5敗、2011年の決勝以来の対戦となる。まだ全仏ではナダルに勝ったことがないが、本人は次のように話している。

「どんなプレーヤーに対してでも同じであるように、いつでもチャンスはある。もし前もってみんなが結果を知っているのであれば、誰もスタジアムに観戦に来ることはないよね」

またフェデラーは、クレーコートにおいて絶対的な強さを誇るナダルと対戦できることを喜んだ。

「ラファとの対戦にたどり着くまでは簡単ではなかった。ラファとの対戦まで5試合に勝利することが必要だった。だから、ラファと対戦できることがとても嬉しいんだ。クレーコートで何かを達成するためには、どこかで必ずラファを倒さなければならないからね。ラファは強くて、いつでもクレーコートで待っているんだ」

「このクレーコートの大会に出場を決めた時に、そうなることを望んでいた。もし自分が違う考え方を持っていて、ラファを避けようと考えていたのであれば、クレーの大会には出場すべきではないんだ。だから、この考え方を持っていることが、この大会でここまでとても良いプレイが出来ている要因になっていると思う」

3月の「ATP1000 インディアンウェルズ」ではナダルの試合前棄権により、残念ながら実現しなかった両者の対戦。2017年10月の「ATP1000 上海」以来約1年半ぶりの対戦に、世界中のテニスファンの注目が集まる。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」でのフェデラー

(Photo by Quality Sport Images/Getty Images)