「全仏オープン」(フランス・パリ/5月26日~男子6月9日・女子8日/クレーコート)の大会10日目、男子シングルス準々決勝で第7シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界2位のラファエル・ナダル(…

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月26日~男子6月9日・女子8日/クレーコート)の大会10日目、男子シングルス準々決勝で第7シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界2位のラファエル・ナダル(スペイン)と対戦。1-6、1-6で迎えた第3セットは2-4としたところで、悪天候のために試合は一旦中断となった。

錦織は試合前から右肘や腰にテーピングを施していたが、第2セット終了後にトレーナーを呼び、右肘や右肩のあたりを少し看てもらっていた。

3回戦は4時間26分、4回戦は2日がかりで3時間55分を戦ってきた錦織は心身ともに疲労が溜まっているようだが、それでも果敢に攻め、第1ゲームではブレークすることはできなかったが、合計4本のブレークポイントを握った。

続く第2ゲームで錦織は2本のブレークポイントを握られたが、ドロップショットを駆使してデュースに戻してキープ。

第3ゲームをナダルにキープされたところで、錦織がまたトレーナーを呼び、ゲーム間の短い時間で右肩や右肘を軽くマッサージしてもらった。

錦織は第4ゲームでブレークを喫し、このセットも追う立場となる。そして第5ゲームを終えたところでも短い時間ながら右肘のマッサージを受けた。

第6ゲームをしっかりと守り切って錦織がキープしたところで、試合が一時中断。パリは天候が悪く、雲が立ちこめて会場が薄暗くなってボールが見にくくなってしまった上に、雨も降り出した。選手たちはベンチに引き上げ、コートの上には雨よけのシートがひかれ、天候の回復を待つこととなった。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」での錦織圭

(Photo by Clive Mason/Getty Images)