6月4日、「全仏オープン」(フランス・パリ/5月26日~男子6月9日・女子8日/クレーコート)大会10日目。男子シングルス準々決勝、男子ダブルス準々決勝、女子シングルス準々決勝、女子ダブルス準…

6月4日、「全仏オープン」(フランス・パリ/5月26日~男子6月9日・女子8日/クレーコート)大会10日目。男子シングルス準々決勝、男子ダブルス準々決勝、女子シングルス準々決勝、女子ダブルス準々決勝、混合ダブルス準々決勝が行われる。

男子シングルス準々決勝、第7シードの錦織圭(日本/日清食品)が第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)と対戦する。

今回で13度目の対戦となる両者。過去の対戦成績は錦織の2勝10敗で、そのうちクレーコートにおいては過去4試合していて4連敗中だ。

「赤土の王者」ナダルは全仏において、現在90勝2敗(4回戦終了時点)とたった2敗のみ。今大会もここまで、落としたセット数は1セットだけ。一方錦織は、3回戦と日没順延のため2日がかりとなった4回戦でフルセットの熱戦に。そして3日連続の試合として準々決勝を迎える。

4回戦後のインタビューで、次戦について聞かれ「きついっすね」と笑顔を見せ、「長い試合が多いので、とりあえずリカバリーして頑張ります」と語った錦織。

体力的に厳しい戦いになることが予想されるが、錦織の奮闘に期待したい。試合は日本時間23時頃に開始予定だ。

そして、第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)は第24シードのスタン・ワウリンカ(スイス)と対戦する。

両者の対戦成績はフェデラーの22勝3敗で、現在フェデラーが6連勝中。最後に対戦したのは3月の「ATP1000 インディアンウェルズ」で、その時はフェデラーがストレート勝利した。なお、ワウリンカが勝利を挙げた3試合はすべてクレーコート大会だ。

ATP(男子プロテニス協会)公式サイトによると、フェデラーはワウリンカについて「僕たちはお互いを良く知っていて、たくさん試合をしてきた」「2014年モンテカルロ決勝、2015年全仏オープン、それからその他彼が僕を破った2009年モンテカルロを振り返ってみると、他のどのサーフェスよりもクレーでの彼との対戦は、間違いなく僕にとってより危険なものだ」と警戒した。

同郷のフェデラーとワウリンカ、26度目の対戦でどのような試合展開を見せるか注目だ。試合は日本時間21時に開始予定。

女子シングルス準々決勝では、第7シードのスローン・スティーブンス(アメリカ)が第26シードのジョハナ・コンタ(イギリス)と対戦する。スティーブンスはコンタに対し過去0勝2敗。「全仏オープン」の前に出場した「BNL イタリア国際」でも対戦し、スティーブンスは逆転負けを喫した。

スティーブンスは2018年「全仏オープン」で準優勝。一方コンタは同大会本戦に過去4度出場し、いずれも1回戦敗退だったが、今大会ベスト8進出を果たしている。

そのほか、第31シードのペトラ・マルティッチ(クロアチア)は世界38位マルケタ・ボンドルソバ(チェコ)との準々決勝に臨む。

◇   ◇   ◇

【6月4日の注目ドロー】

◆男子シングルス

準々決勝

[7]錦織圭(日本/日清食品)対 [2]ラファエル・ナダル(スペイン)

[24]スタン・ワウリンカ(スイス)対 [3]ロジャー・フェデラー(スイス)

◆男子ダブルス

準々決勝

ジェレミー・シャルディ(フランス)/ファブリス・マルタン(フランス)対 [11]ラジーブ・ラム(アメリカ)/ジョー・ソールズベリー(イギリス)

◆女子シングルス

準々決勝

[7]スローン・スティーブンス(アメリカ)対 [26]ジョハナ・コンタ(イギリス)

マルケタ・ボンドルソバ(チェコ)対 [31]ペトラ・マルティッチ(クロアチア)

◆女子ダブルス

準々決勝

[5]サマンサ・ストーサー(オーストラリア)/ジャン・シューアイ(中国)対 [2]ティメア・バボス(ハンガリー)/クリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)

◆混合ダブルス

準々決勝

[5]ジャン・シューアイ(中国)/ジョン・ピアース(オーストラリア)対 [2]ガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ)/マテ・パビッチ(クロアチア)

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」での錦織

(Photo by Mustafa Yalcin/Anadolu Agency/Getty Images)