6月3日、「全仏オープン」(フランス・パリ/5月26日~男子6月9日・女子8日/クレーコート)大会9日目。男子シングルス4回戦、男子ダブルス準々決勝、女子シングルス4回戦、女子ダブルス3回戦、…
6月3日、「全仏オープン」(フランス・パリ/5月26日~男子6月9日・女子8日/クレーコート)大会9日目。男子シングルス4回戦、男子ダブルス準々決勝、女子シングルス4回戦、女子ダブルス3回戦、混合ダブルス準々決勝が行われた。
男子シングルス4回戦、日没順延となっていた第7シードの錦織圭(日本/日清食品)と世界38位ブノワ・ペール(フランス)の対戦が再開され、錦織が6-2、6(8)-7、6-2、6(8)-7、7-5で勝利しベスト8進出を決めた。
この試合は大会8日目、錦織がセットカウント2-1とリードしたところで日没順延に。そして大会9日目に再開され、錦織は第4セットで2本マッチポイントがあったが、これを落としフルセットへ突入した。最終セットでは相手のサービング・フォー・ザ・マッチを迎えるが、諦めない錦織はこのピンチをしのぎ、第9ゲームから4ゲーム連取して勝利を収めた。
錦織は、試合後の記者会見で「マッチポイントもありながら落としたのは辛かったです。体力的にも。お互いそうだろうけど、最後の方は動けてなかったので、最後は気力で戦って。正直ファイナルセットは勝てると思ってなかった」と振り返った。
第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)は世界45位ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)と対戦。相手ストルフに1度もブレークを許さず、ジョコビッチは6-3、6-2、6-2で勝利し同大会10年連続のベスト8進出を決めた。
そのほか、第4シードのドミニク・ティーム(オーストリア)、第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、第10シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)が準々決勝へ駒を進めた。
女子シングルス4回戦では、第3シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)が世界104位のイガ・シフィオンテク(ポーランド)と対戦。前年優勝者のハレプが6-1、6-0、わずか45分で試合を制し、同大会3年連続のベスト8進出を決めた。
第8シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)は世界35位のソフィア・ケネン(アメリカ)に6-3、3-6、6-0で勝利。この試合11本のサービスエースを決め、自身初の同大会ベスト8進出を果たした。
◇ ◇ ◇
【6月3日 主な試合結果】
◆男子シングルス
4回戦
〇[7]錦織圭(日本/日清食品)6-2、6(8)-7、6-2、6(8)-7、7-5 ●ブノワ・ペール(フランス)
〇[1]ノバク・ジョコビッチ(セルビア)6-3、6-2、6-2 ●ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)
〇[4]ドミニク・ティーム(オーストリア)6-4、6-4、6-2 ●[14]ガエル・モンフィス(フランス)
〇[5]アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)3-6、6-2、6-2、7-6(5) ●[9]ファビオ・フォニーニ(イタリア)
〇[10]カレン・ハチャノフ(ロシア)7-5、6-3、3-6、6-3 ●[8]フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)
◆男子ダブルス
準々決勝
〇ギド・ペラ(アルゼンチン)/ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)6-4、6-4 ●[10]ジャン ジュリアン・ロジェ(オランダ)/オリア・テカウ(ルーマニア)
◆女子シングルス
4回戦
〇[3]シモナ・ハレプ(ルーマニア)6-1、6-0 ●イガ・シフィオンテク(ポーランド)
〇[8]アシュリー・バーティ(オーストラリア)6-3、3-6、6-0 ●ソフィア・ケネン(アメリカ)
〇[14]マディソン・キーズ(アメリカ)6-2、6-4 ●カテリーナ・シニアコバ(チェコ)
〇アマンダ・アニシモワ(アメリカ)6-3、6-0 ●[Q]Aliona Bolsova(スペイン)
◆女子ダブルス
3回戦
〇[5]サマンサ・ストーサー(オーストラリア)/ジャン・シューアイ(中国)4-6、6-3、6-2 ●[11]ビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)/アシュリー・バーティ(オーストラリア)
◆混合ダブルス
準々決勝
〇[1]ニコール・メリチャー(アメリカ)/ブルーノ・ソアレス(ブラジル)6-3、7-6(4) ●[7]アリシア・ロソルスカ(ポーランド)/ニコラ・メクティッチ(クロアチア)
(テニスデイリー編集部)
※写真は「全仏オープン」での錦織
(Photo by Mehdi Taamallah/NurPhoto via Getty Images)