日本一の流域面積でおなじみの利根川の上流域にて個人ロードタイムトライアル(個人TT)が行われた。個人TTでは特設コース31.2キロメートルを走り、フィニッシュ時のタイムを競う。現地はくもりで気温はそこまで高くなく、時折風が強い風が吹くこともあったが比較的走りやすい気候となった。早大からは中川拳主将(スポ4=北海道・帯広三条)、小野寛斗(スポ3=神奈川・横浜)、片野陸(スポ3=長野・鹿町工)、山本真寛(社3=青森・八戸工大第一)、細田悠太(スポ1=鹿児島・南大隅)らがクラス1+2に、萩本拓也(法4=熊本)が普及レースに出走した。昨年の同大会で2位だった中川主将が3位となり見事入賞を果たした。

(記事 菅沼恒輝、写真 菅沼恒輝、栗林真子、小林理沙子)

結果

▽クラス1+2

中川 3位 40分17秒446

小野 20位 42分17秒677

細田 41位 43分35秒046

片野 46位 44分00秒769

山本 55位 44分29秒082

▽普及レース

萩本 16位 46分16秒183

コメント


中川拳主将(スポ4=北海道・帯広三条)

――タイムトライアルを振り返って

 昨日は惨敗という結果に終わったこともあり、脚を温存できていたので、すべてを出し切る気持ちで今年は優勝してチャンピオンジャージを取るという気持ちで臨みました。結果としては3位で残念ですね。

――コンディションはいかがでしたか

 僕は走り始めてみないと調子が分からないタイプなのですが、僕よりも前に走っていた選手の情報では往路が追い風で復路は向かい風ということでした。しかし実際に走り出してみたら結構踏んでいる割に聞いていたほどのスピードに乗れていないように感じ、これは僕の調子が悪いのか、風向きが変わったのかどちらなのだろうかと思いながら踏んでいました。帰りは聞いていたよりもスピードに乗ったので風向きが変わったように感じました。きょうのレース全体を通して感じたのは、今年はまだレースを走っていないため、レースコンディションが去年に比べて仕上がるのが遅かったです。去年は追い込めるというか、苦しい中でも淡々とペースを刻めていたように思うのですが、今年はまだ踏み切れていない感じがしました。それは去年と今年では今日に至るまでの練習内容が異なり、去年は仕上がり切った状態での2位であったのに対し、今年はまだ仕上がり切っていないので、ここから個人戦ロード(全日本学生選手権個人ロードレース)やその後の全日本ロード(全日本選手権ロード・レース)に向けて仕上げていきたいです。先週まではトレーニングボリュームを稼いでしっかり乗り込めたと思うので、ここからしっかりレース強度で追い込む練習をできれば、全日本TT(全日本選手権個人タイム・トライアル・ロード・レース)はきょうよりもいいコンディションで臨めると思います。

――チーム全体の調子について

 僕がメニューを作っていることもあり、去年に比べると仕上がりは遅いのですが、インカレには間に合うと思います。部員も少しずつコンディションが良くなってきているので、全員がインカレに最高の状態で臨むことができるようにメニューを組んでいきたいと思います。


小野寛斗(スポ3=神奈川・横浜)

――レースを振り返っていかがですか

 昨日そんなに結果が良くなかったので、その分今回のレースで頑張ろうという気持ちで臨みました。

――レースプランは

 追い風でとにかく踏んで、向かい風は我慢というプランだったのですが、帰りが追い風だと思ったら行きが追い風で、少し見誤ったなという感じでした。でも納得いく走りはできたので、良かったと思います。

――きょうのコンディションは

 昨日から悪くはなくて、今回も頑張れば10位くらいには食い込めるかなと思っていました。でも、それほどタイム差もなくゴールできたので良かったと思います。

――結果をどう捉えていますか

 昨年は出ていないのですが、一昨年の結果に比べるとだいぶタイムも良くなっているので、来週ある個人戦ロード(全日本学生選手権個人ロードレース大会)に向けて、いい感覚もつかめましたし、だんだん調子も上がっていると感じているのでこのまま頑張っていきたいです。

――課題と収穫は

 課題は風をうまく読めなかったというのが課題で、コンディションは悪くなかったので、課題はそこです。収穫は思った以上に自分が走れたことです。


片野陸(スポ3=長崎・鹿町工)

――きょうのレースを振り返ってみていかがですか

 自分は昨日のチームTTに出れなかったので、きょうは誰よりもいい順位でゴールできればいいなと思って臨みました。

――今回はどのようなプランで臨まれましたか

 去年が25位ということだったので、去年のタイムより上回れるように走りたいなと思っていたのですが、実際は去年のタイムより40秒近く遅くて、そこは反省しています。

――コンディションがあまり良くはなかったのでしょうか

 悪くはなかったのですが、後半は疲れが異常にきてしまってスピードをあげることができなかったです。

――きょうの気温や風など、環境面についてはいかがでしたか

 去年はすごく暑くて、きょうは湿度は高かったですが走るのにはいい気候だったのかなと思います。

――今回の結果についてはどのように受け止めていらっしゃいますか

 去年よりもタイムが遅いということで、反省しなければいけないと思う点もあるのですが来週は個人戦もあるので、そこに向けて気持ちを切り替えて調整していきたいなと思います。

――今回の試合を通して得た収穫や見えた目標などはありますか

 やっぱり後半に体力が続いていないというところが課題かなと思うので、スタミナをつけていきたいなと思いました。


山本真寛(社3=青森・八戸工大第一)

――タイムトライアルを振り返って

 きょうはペーシングを一定にして走ることを課題にしていたのですが、そこまで悪くない走り方であったと思います。

――コンディションはいかがでしたか

 今月のはじめに食中毒にかかったため2週間ほど練習ができませんでした。そこから自分のコンディションがどれほど戻っているのか分からない状態で臨んだので正直タイムはあまり出ないと思っていました。課題としていたペーシングはうまくできたのでよかったと思います。

――風や気温などはいかがでしたか

 いつもと比べて涼しく、コースのコンディションは良かったです。いつもは極端に追い風か向かい風で往路と復路で状況がだいぶ違うのですが、きょうはそういったことがあまりなく走りやすかったです。

――収穫と課題をお願いします

 僕はもともと高校の時からタイムトライアルを頑張っていた選手で、去年は最初に突っ込み過ぎて後半にダメダメだったのですが、きょうはページングがうまくできたのでよかったと思います。ですが根本的にパワーが足りないと思うので、これから2週間の穴を埋めていけるようにインカレまでに調整していきたいと思います。


細田悠太(スポ1=鹿児島・南大隅)

――きょうのレースを振り返ってみていかがですか

 初めてのTTみたいな大会だったので、大学生になって距離も伸びてしっかり戦えるか不安だったのですが、1年生の中で結構上位に入れたので、課題もありますが手応えの方が大きかったと思います。

――今回はどのようなプランで臨まれましたか

 行きのときは追い風で、いつもその時に結構脚を使ってしまうので、きょうはちょっと抑えめに前半行って、30キロという長いレースだったので帰りの15キロに向けて少し脚を溜めながら後半にペースをあげていくイメージで走りました。

――今回のコンディションとしてはいかがですか

 チームTTでは自分はメンバーから外れて走れなかったので、その分しっかり脚を温存してきょうのレースに良いコンディションで挑めるようにしました。

――きょうの気温や風など、環境面についてはいかがでしたか

 気温とかはあまり高くなくて走りやすくて、ただ風が結構強かったというのがありますね。

――今回の結果についてはどのように受け止めていらっしゃいますか

 自分が思っていたよりも良い結果が出たと思っています。高校生から大学生にあがってから納得のいく走りができていなかったので、それが少しましになって走ることができたという感触があります。

――今回の試合を通して得た収穫や見えた目標などはありますか

 ほかの3、4年生などの先輩方が強くて上位に絡むことができなかったので自分の自脚をつけていきたいなと思います。


萩本拓也(法4=熊本)

――タイムトライアルを振り返って

 自身の能力、戦略だけでなく体調不良が原因で、もてるパフォーマンスを発揮できず悔しいです。また先週、風邪気味の選手から飲み物をもらったのが原因で体調不良に陥ってしまったかもしれないので、より衛生的な生活を過ごしていきたいです。

――コンディションはいかがですか

 ここ4週間は適切な過負荷をかけた練習ができていて、調子は上がっていましたが、大会4日前ほどから体調が優れず、きょうは風邪の症状が出ていました。ウォーミングアップのときから異常な汗、喉痛といった症状がありました。

――プランなどはありましたか

 前半は抑え気味で後半にペースアップを図るつもりでした。具体的には、往路はFTP(Functional Threshold Power:1時間出力し続けることができて、それ以上は出力できないというパワー) 95%で行き、復路はFTP100-105%でいく予定でした。実際は、序盤から脚に力が入らず呼吸も辛かったので、イーブンペースを心がけました。

――収穫や課題をお願いします

 収穫は独走力がないことを再認識できたので、ロードレースでは集団の中で楽するしかないということを知ったことで、課題は体調管理を徹底していくことです。