「全仏オープン」(フランス・パリ/5月26日~男子6月9日・女子8日/クレーコート)の大会9日目、男子シングルス4回戦。第7シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界38位のブノワ・ペール(フラン…

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月26日~男子6月9日・女子8日/クレーコート)の大会9日目、男子シングルス4回戦。第7シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界38位のブノワ・ペール(フランス)と対戦。日没順延のため第4セットから翌日再開となった試合は、錦織が、6-2、6(8)-7、6-2、6(8)-7、7-5で勝利し、2年ぶり自身3度目となるベスト8進出を果たした。

勝利した錦織は、第2シードで同大会11度の優勝を誇るラファエル・ナダル(スペイン)と準々決勝で対戦する。ナダルはフアン イグナシオ・ロンデロ(アルゼンチン)を破っての勝ち上がり。

第5セットはペールのサービスゲームから。第2ゲームでブレークポイントをしのいだ錦織だが、第4ゲームで再びピンチを迎えると、今度はしのぎきることができずにブレークを喫してしまう。

錦織は前に出て積極的なプレーを見せるも、ペールのパッシングショットなどによりチャンスをつかむことができない。

そしてゲームカウント1-4で迎えた第6ゲームでもデュースに追い上げられて粘られるが、ここはなんとか錦織がしのいでキープした。

ここで細かい雨が降り始めたが、試合は続行された。錦織には疲れも見え、流れもペールに傾いている状況だったが、第7ゲームでデュースの末にブレークバックに成功。しかし、直後にまたもブレークを喫し、ゲームカウント3-5とされた。

だが、ペールのサービング・フォー・ザ・マッチとなった第9ゲーム、諦めない錦織は再度ブレークし追いつく。

するとゲームカウント5‐5で迎えた第11ゲーム、集中力が切れかけたペールがミスを連発し錦織が逆転となるブレーク。

そしてサービング・フォー・ザ・マッチをしっかりキープし、錦織が4時間に迫る試合を制してベスト8進出を決めた。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」での錦織圭

(Photo by Clive Mason/Getty Images)