写真:中国オープンでの張本智和(木下グループ・左)、伊藤美誠(スターツ)/提供:ittfworld

<ITTFワールドツアー・香港オープン 2019年6月4日~6月9日>

昨日、ワールドツアープラチナ大会である中国オープンが終了。休む間もなく4日からは香港オープンが開幕する。今回はその香港オープン・男女シングルスの見どころをご紹介する。

男子シングルス

男子シングルスには日本から6名が出場予定だ。吉村真晴(5月世界ランキング28位・名古屋ダイハツ)、森薗政崇(同33位・岡山リベッツ)、吉村和弘(同36位・東京アート)の3名は予選から、張本智和(同4位・木下グループ)、丹羽孝希(同12位・スヴェンソン)、水谷隼(同13位・木下グループ)の3名は決勝トーナメントから出場する。

先日の中国オープンで日本に立ちはだかった中国からは、林高遠(同2位)、梁靖崑(同6位)らが出場予定だ。林高遠は、中国オープン・シングルスで準優勝を果たしており、今大会でも日本の脅威となるだろう。他国では、ボル(同7位・ドイツ)や張禹珍(同9位・韓国)、ピッチフォード(同14位・イングランド)といった強豪がエントリー。虎視眈々と上位を狙う。

日本人選手で注目は、やはり先日の中国オープンでベスト4入りした張本だろう。準決勝で馬龍(同5位・中国)に敗れはしたものの、そこまでは危なげない戦いぶりで世界の強豪を寄せ付けなかった。「初めて国際大会に出たのが香港。思い入れのある地」と語る張本、今大会も上位進出が期待される。丹羽や水谷も中国人選手以外には安定した戦いぶりを見せており、今大会は中国の牙城を崩せるか期待が高まる。

また、昨年の同大会でワールドツアー初優勝を飾った吉村和弘にも注目だ。昨年は韓国の李尚洙(同10位)ら世界ランク上位の強豪選手を次々に撃破し優勝を果たしている。その優勝を皮切りに国際大会で活躍し、世界卓球代表入りをも果たした吉村。今大会も勝利を積み重ねることができるか。

女子シングルス

女子シングルスには日本から6名が出場する。加藤美優(同22位・日本ペイントホールディングス)のみ予選から戦うが、石川佳純(同6位・全農)、伊藤美誠(同7位・スターツ)、平野美宇(同9位・日本生命)、芝田沙季(同13位・ミキハウス)、佐藤瞳(同14位・ミキハウス)は決勝トーナメントから登場する。

ライバル中国からは、中国オープンで石川を破った陳幸同(同15位)や3月のカタールオープンで平野を下した何卓佳(同18位)がエントリー。中国オープンで伊藤がフルゲームで辛勝した王藝迪(同44位)も侮れない。また、孫銘陽(同173位)や木子(同236位)といった実力者ながらも世界ランキングの低い中国人選手は予選からの参戦となるため、組み合わせによっては決勝トーナメント初戦から激戦必至となる。

中国オープンで中国人選手に苦杯をなめさせられた石川や平野が、雪辱を果たすのか。また、丁寧(同1位・中国)を下しベスト4入りした伊藤が、勢いそのままに今大会も勝ち上がるのか。高くそびえる中国の壁を越えられるか注目が集まる。


文:ラリーズ編集部