「全仏オープン」(フランス・パリ/5月26日~男子6月9日・女子8日/クレーコート)大会8日目、男子シングルス4回戦で、第24シードのスタン・ワウリンカ(スイス)が第6シードのステファノス・チ…

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月26日~男子6月9日・女子8日/クレーコート)大会8日目、男子シングルス4回戦で、第24シードのスタン・ワウリンカ(スイス)が第6シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦。ワウリンカが7‐6(6)、5‐7、6‐4、3‐6、8‐6、今大会最長となる5時間9分の死闘の末勝利し、ベスト8へ進出した。

両者の初対戦は、壮絶な死闘となった。ギリギリの攻防が終始続き、1セットにかかる時間も長いなか、フルセットにもつれ込む。

第5セット、チチパスはバリエーション豊かなショットでキープする一方、ワウリンカはラリーで後手になり、苦しい時間が増えた。それでも粘り強いプレーを継続しリードを許さない。

そしてゲームカウントは6‐6になり、2ゲーム差がつくまで終わらない戦いへ。この時点で第5セットだけでワウリンカは8本のブレークポイントを握られ、自身は1本もチャンスを作れなかった。

しかし、第14ゲームでワウリンカがマッチポイントとなるブレークポイントを握ると、最後はスライスショットがラインギリギリにかかりチチパスを振り切った。

ワウリンカはこの試合、合計27本のブレークポイントを握られながら、うち22本をしのぐ粘り勝ちだった。

勝利したワウリンカは、準々決勝で第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)と対戦する。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」でのワウリンカとチチパス

(Photo by Adam Pretty/Getty Images)